. ページ3
'
櫻井side
俺は今、年甲斐もなくときめきまくっている
これ持つのか俺は。(？)
ゆっくり席に腰掛けて開演を待っている途中
隣同士ひっそりと小声で話している。
手は繋いだまま。
『ふふ、櫻井さんの手おおきいですね』
櫻井「そうかな、Aの手が小さいだけだよ」
Aの性格からしてこれは下心ではなく
素直に思って言ってくれている事なのは分かる
だが、ちょっと待って。
握りっぱなしの俺も悪いが(いや離さなかったのは確信犯)
手をにぎにぎしながら大きさ確かめるのってやばくない？俺ちゃんと冷静に答えられてた？
内心お祭り騒ぎである。いや、学生かて。
『櫻井さん、よくプラネタリウムって来られるんですか？』
櫻井「ん、いや。滅多に来ないよ。
‥今回は、一緒に行きたいと思った人がいたからね」
薄暗くなる照明の中ならいいだろうとマスクをずらして笑ってみせる、俺の本心よ届け。
櫻井「だから、Aと一緒に来れてよかった。
でも星座の全く知識ないからアナウンス聞いてね
寝ちゃだめだよ？(笑)」
『ふふ、寝ませんよ。いや、すてきな時間を
櫻井さんと過ごせるのに寝るなんて勿体無い事できませんよ』
あぁ、全くおんなじ思いだなぁ
この幸せな時間は、寝ないとは決めていたけど
隣にいるのが彼女だから、寝るのも惜しい。
ずっとこのまま星の下、静かな空間の中、
ふたりだけと錯覚し続けていたいとまで思う
.
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 177人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
名無し93833号(プロフ) - 木村良平さんってできますか、、？ (2022年1月19日 8時) (
レス) id: bace01ccd9 (このIDを非表示/違反報告)
ミサキ(プロフ) - 初めまして！すごく面白いです！図々しいんですが、神尾晋一郎さんお願いできますか？ (2020年9月30日 19時) (レス) id: 613864a219 (このIDを非表示/違反報告)
そまけい(プロフ) - 読んだよ、お姉ちゃん！続きだぁああ！って興奮しちゃった…w続きということは……カレーさんも？(゜゜) (2020年9月19日 6時) (レス) id: 1007f168b9 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：ぷりん | 作成日時：2020年9月17日 1時
