＊４５７＊ side S ページ5
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浮き立った年始の雰囲気もすっかり落ち着いて
俺らの仕事も通常モードに戻った頃
楽屋に流れる緩い空気も相変わらずで
それぞれが、思い思いに時間を過ごす中
いつになく神妙な顔つきの松潤が
まだ楽屋入りしてない智くんを気にするように、
ドアの方をそっと見つめながら、ニノに話しかけた。
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潤「…ニノさぁ、」
和「…なんすか」
潤「……千花ちゃんと、…もう連絡取ってねぇの？」
和「ふふ、…あれだけ怒らせましたからね？」
潤「……」
和「俺の連絡先なんて、あらかた削除されてんじゃないすか」
潤「…、だよなぁ…」
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ずっと楽屋のドアを見つめたまま
深くため息をついた松潤は
きっと今でも、智くんとAちゃんのことが納得できてなくて
その悶々とした思いを、ずっと抱えてるんだと思う。
若い頃の松潤が、どれだけ尖がってたって
そんな彼に一度も苦言を呈することもなく
すべてを受け入れ続けた智くんを
何とかしてあげたいって…
たぶん、その気持ちは
ここにいる４人が全員、同じ気持ちなんだろうけど…
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雅「で、でも、…ほら、あれだよ」
潤「…何だよ」
雅「千花ちゃんも、売り言葉に買い言葉っていうかさ。
…Aちゃん、……お見合いなんて、しないよ、…きっと」
和「そうですかね」
雅「、…」
和「おっさんのあの言葉が、…逆に千花の心に火をつけていたとしたら？」
潤「……」
和「何だかんだ言っても、千花だってまだまだガキですからね。
カッとなれば、何するかわかんないですよ」
雅「……」
和「…大好きな“A先生”の為とあれば、尚更ね」
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あのライブの、東京最終日の楽屋で
智くんが発した言葉が、決して本音だなんて思ってないけど
そこに１ミリも智くんの本心がないかって言ったら
たぶん、それは違うと思うんだ。
きっと、智くんは思ってる
Aちゃんには、もう自分のことを忘れて前を向いて欲しいって
そして、たとえそれが自分のいない未来でも
Aちゃんが笑っていてくれたら、それでいいって…
アルバムに収録されている、あの曲を
歌えなくて苦しんでいた智くんは
それを歌えるようになったことで
きっと…、何かを乗り越えたんだと思うんだ。
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ハルキ(プロフ) - ともさん» ともさん、初めまして(*´ω｀)♪この長いお話をはじめから読んでいただいたようで、ありがとうございます。長い上に暗いっていう…、何だかもう救いようがなくてスミマセン。次章からは少し違った展開が期待できると思うので、どうぞ最後までお付き合い下さい。 (2016年7月17日 0時) (
レス) id: b6e2b0db31 (このIDを非表示/違反報告)
とも(プロフ) - ハルキさん♪はじめまして。ともと申します。イッキに拝見させて頂きました(^o^;)ドラマを観ているようでドキドキはらはら…涙流しながら(>_<)二人の健気さに微笑ましく思ったり時にはイライラしたり…更新を楽しみに待ってます。 (2016年7月14日 8時) (レス) id: b4753fc97a (このIDを非表示/違反報告)
ハルキ(プロフ) - 咲優さん» 咲優さん、いつもありがとうございます(*´ω｀)♪もうみなさんからのコメントもめっきり減るくらい、先の見えない暗〜い展開ですが(笑)、次章では少し光もみえてくる…かな？若いのに、千花ちゃんと裕太くんの方がよっぽどしっかりしてると思っているハルキでした(笑) (2016年7月9日 3時) (レス) id: b6e2b0db31 (このIDを非表示/違反報告)
咲優(プロフ) - ハルキしゃん♪おひさしぶりーふ(笑)いや、そこ迷うとこチガウ！千花ちゃんはよ連絡してー！って叫んでもうた(笑)このお話ももう移行なのね(*´ω｀*)楽しみに待ってますね♪ (2016年7月8日 8時) (レス) id: 4728198315 (このIDを非表示/違反報告)
ハルキ(プロフ) - 咲優さん» 咲優さん、先程アイスのコメントにレスさせていただきました！レスが遅くなり申し訳ないです(>_<) 本当にこちらのふたり、ここからどうやってハッピーエンドになっていくんでしょう…←お前がな 涙チョロリな展開ばかりですが、どうぞ信じて待っていてください！ (2016年6月19日 10時) (レス) id: b6e2b0db31 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ハルキ
| 作成日時：2015年12月13日 0時
