裏切られるってこんなにつらいんだね。#ヒロアカ #裏切り (ページ10)

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第8話：条件ページ10

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澪華side

······痛ぇ。(当たり前なんだよなぁ···。)

頑張れ、私！もう保健室は見えている！

入るとなんか蛙吹がいた

「…蛙吹。」

「！」

２人ともびっくりしたような顔してる

「あんたのその怪我、１－Aにやられたのかい？」

「······違いますよ。転んだだけです。」

あの質問は、いじめでも疑ってんのか？

「澪華ちゃん、ごめんなさい。」

「っ！」

そういうことか。蛙吹が話した。

「私ね、数分前まで澪華ちゃんにしたこと『心のどこかで後悔してた』の。でもね、あなたに名字で呼ばれてから、『はっきりとした後悔』に変わったわ。」

····やっぱ、蛙吹は優しいなぁ。

「····私なんかに後悔なんてする必要はない。」

「私、またあなたに梅雨ちゃんって呼んでもらいたいの。だから私なんかなんて絶対に思っちゃダメ。」

「正直に言えばあたしは根津を疑っている中立の立場なんだ。今からあたしがあんたの言い分を聞く。他の教師に答えたように、あんたも答えてくれ。」

この人は中立…

「あんたの言い分を聞き、諸々含めて判断するよ。」

話しているときの表情とかってことか

「私は夜、眠れなくて散歩をしていた。体育館に明かりがついているのに気付いて覗いてみたら、血だらけの緑谷がいた。」

「なるほどね。…何で皆信じられないんだろうねえ。蛙吹の話もあるし、信じるよ。」

良かった。でも····

「私が冤罪だってわかっても、退学を止めようと、動かないでください。蛙吹も。」

「何故かしら？」

「動いて２人の立場が悪くなるくらいだったら退学を選ぶよ。···一応、頼れる兄もいるからね。私についてくれるとしても、2人の立場が危ぶむことがないことが条件かな。」

「…分かった。その代わり怪我治してやるからちゃんと来るんだよ。」

「お願いだから無理はしないで頂戴。」

····あぁ、やっと気を休めることが出来る。

「ありがとう。よろしく、梅雨ちゃん！」

「ケロッ！」

きっと今の私たちの顔はとても穏やかなんだろう

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