裏切られるってこんなにつらいんだね。#ヒロアカ #裏切り (ページ37)

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第33話：仲直り【過去編　憐side19】ページ37

澪華side

「一回だけ、君のために過去のこと、「Yes」か「No」かだけ、聞かせてくれない？」

「え·····。」

やっぱだめだ。仲直りとか、無理だったんだ。分かり合うなんてできない。

「それってさ、遠回しに強制的に過去の話をしろって言ってるの？「侵さない」なんて口だけ。「言え」って言ってるのと同じだ。」

「いや、違うよ。」

「何が違うんだよ。」

「言ったでしょ？「Yes」か「No」かだけって。」

「····は？」

「今日、夜華に相談に乗ってもらってからずっと考えてたんだ。君のプライバシーをできるだけ侵害せずに、君を守る方法がないかって。」

っ！

嘘でしょ？ねぇ、また嘘なんでしょ？

上げてから落とすのは嫌いなんだよ。

「俺の答えは、····澪華の過去がヤクザや殺し屋、敵(ヴィラン)の恨みを買うものか否か。それを「Yes」か「No」で答えて貰えばいいと思ってね。」

「·······。」

「俺は本当にそう思ってt「本当だよ。」

『!?』

な、何？

「これ聞いて。」

「…まさか！？やめt」

そういう前に夜華さん？は何かのスイッチを押した。

《澪華の過去がヤクザ、殺し屋(裏世界の者)や敵(ヴィラン)の恨みを買うものだった場合、彼女には身を守る技術などが必要だ。彼女に、俺の知る、殺し屋の技術を、生き抜く技術を伝えたい。彼女には生きてほしい。だから今、馬鹿正直に聞いて技術を教える時(その時)に悪影響が出たら嫌だから聞きに行けないんだよね。》

音声が流れた

え····

私の事考えてくれてたの？絶交中だったのに？

てか、憐の顔は赤いし···どういうこと？

「ね、分かったでしょ？憐は君のことをちゃんと考えてくれてる。ちゃんと君のことを見て聞いてくれるよ。きっともう間違えたりはしない。でしょ、憐？」

「勿論！」

「……分かった。また早とちりしちゃった、ごめん。」

『！』

「答えは…多分Yes。でも、これ以上は言わない。」

「ううん、それで十分。ありがとう！」

「こちらこそ、あんなことを言った私のことをこんなにも気にかけてくれてありがとう！」

「……言わない(・・・・)んじゃなくて言えない(・・・・)んだな。」

「え?」

「私にはこれまでの記憶がないから。」

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