裏切られるってこんなにつらいんだね。#ヒロアカ #裏切り (ページ25)

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第22話：相談【過去編憐side 8】ページ25

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「いらっしゃいませ。」

「どうも、予約していた桜華の連れの者です。」

「桜華様のお連れの方、予約番号は？」

「４３６７。」

桜華の奴、あんな分かりやすい暗号にしやがって、ずいぶん自分の強さに自信があるんだな。

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桜華予約番号は$#&’

水晶OK、また

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「了解いたしました。お部屋へご案内します。桜華様は既に着かれております。」

受付の女性は、また違う女性を呼んだ。どうやらその人が案内してくれるみたいだね。

「こちらです。」

そうして案内されたのは、

‘天ノ桜’で一番いい部屋、松桜··

ただの相談にここまでやってくれるって

どんな金持ち自慢だよ、おい。

「ごゆっくりお過ごしくださいませ。」

部屋に入ると、縁側に桜華が立っていた。

久しぶりに見る彼女は、月明かりに照らされた夜桜と並んでいて綺麗だ。

「久しぶりだな水晶。ボーっとしてどうした。見惚れたか？」

「うん。」

「!・・水晶、お前、そんなに素直だったか？」

「ひどいなあ。俺はもとからこうだよ。…久しぶり、相変わらずの美人だね。流石、桜華様。」

「もとからではないと思うぞ。ついでに言えば、殺し屋であることも関係あるけど、表世界じゃ芸能人やってるんだ。そういうことには気を使ってるんだよ。」

そう、桜華は表世界で、歌手の「サクラ・咲ク」をやっているんだ。

副業の癖にいろんな賞を取ってるんだよね。

マージで才能マンだよ。

·····ウーマンか。才能ウーマン。言いにく！

「桜華····いや、もう面倒だ。本名でいい？」

「嗚呼、聞いている者もいないし、互いに知られても問題はないだろう？」

「そうだね。じゃあ夜華(よはな)、話を聞いてくれるかい？」

彼女は、誰もが引き込まれるような桜のような薄桃色の美しい瞳と

誰もが見惚れてしまうような麗しい顔で

「あぁ、当然だ。その為に此処に来たんだろ？」

と、頷いてくれた

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