彼女との出会い ページ3
side:No name HERO
なんということだ。その言葉が的確にこの状況を表していた。何なら一緒に行った同僚も同じことを口にしていた。
近隣住民から「夫婦の姿もその娘の姿も一週間近く見られない」という要請を受けて調査しに来た家は、カーテンが閉まっていた。取り合えず中を覗けそうなところを探すか…
同「お、あそこ。ベランダのでかめの窓んとこカーテンがめくれてる。覗けそう。」
ナイス同僚。さっさと確認して報告しようぜ。そう軽口を叩きながら覗き見た。
…。何もなかった。正確には
同「ウゥッ…！！」
そういやお前スプラッター苦手だったな。でも、これはキツイ。もう正面からチャイム鳴らして行こうぜ。
同「お前、この惨状見てよくそんなこと言えるな…。」
でも、状態の確認もしくは保護が俺たちの仕事だろ。ま、この状態で生きている人がいる…とは思えないが。
同「そうだな。ッスー。行くか。」
おお。ﾋﾟﾝﾎﾟｰﾝ。…。出ねぇな…。ﾋﾟﾝﾎﾟｰﾝ。
同「すみませーん。プロヒーローでーす。どなたかいらっしゃいませんかーー？」
返答はなし、と。取り合えず上層部に報告するか…。”カーテンが開いていたところから内部を確認したところ、窓が血で覆われており、内部の確認は不可能。チャイム等には反応なし”と。
同「なんか勘なんだけどさ…。上は強行突破してでも確認して来いって言うと思うんだが。」
同僚、ご名答だ。ってわけで、行くぞ。
同「マジかよ…。まぁしょうがないか。」
おいおい、お前仮にも人んちだぞ？そんなダイナミックお邪魔しますするのやめて？
同「って、やっぱり中も血だまりだらけだし…一応ほかの部屋も探すか。」
そうだな。一応ほかの部屋に隠れてるかもしれないからノックしろよ。ｺﾝｺﾝ
すみませーん。誰かいませんかー。
同「すみませーん。ヒーローです。どなたかいらっしゃいませんかー。」
…。可笑しい、気がする。
同「何が？」
―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――作者の時間
やっと出せた…。この話はこんな文調で進んできますのでよろしく！
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柏餅 - ああああああ！久しぶりに来てみれば読みたかったのが作られてる！！！どの作品もすごく面白かったです！更新頑張ってください (2022年7月21日 15時) (
レス) id: cea69280c2 (このIDを非表示/違反報告)
白夜狐（びゃくやぎつね） - あずさん» あずさんコメントありがとうございます！その通りです。これからも頑張って書いていきたいので応援頂ければ嬉しいです！ (2022年3月26日 19時) (レス) id: c2ad680c4c (このIDを非表示/違反報告)
あず - コメント失礼します。もしかして�，里�話ですか？！scpの供給有り難いです。これからも応援してます！ (2022年3月26日 17時) (レス) id: e3836bd95f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：白夜狐（びゃくやぎつね） | 作成日時：2022年3月23日 21時
