無感情女子と愉快な仲間達【ヒロアカ】【爆豪勝己】 (ページ8)

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HRも終わり皆が荷物をまとめている中、

さっさと帰る準備が終わった私は教室を出ようとしていた

……扉の前に三奈と透が現れるまでは

芦「A〜さっきの電話何の話だったの？」

透「累さんだっけ？ご飯作ってあげるの？」

この時点で教室内の空気はピシリと固まっていた

この子達の言いたい事は嫌でも分かる

まだ懲りてなかったんだね…

芦「やっぱり彼氏なんじゃ…」

彼氏、と言いかけた所で三奈が顔を引きつらせ押し黙る

不思議に思った瞬間肩を掴まれ背中に衝撃が走った

目の前には青筋を浮かべ瞳孔がん開きの爆豪が敵顔負けの笑顔で立っていた

今の状態は世に言う壁ドンである

……顔、またえげつない事になってる

何でこれだけ顔芸してて整った顔付きなんだろう(失礼)

爆「……どういう事か説明しろや」

『…………

買い物行かなきゃいけないからあとでいい？』

爆「良いわけねェだろさっさと話せ

今、此処で」

……予想以上にめんどくさい事になったな

爆豪を止めてくれそうな人いないかな

緑谷君は間違いなく逆ギレされるだろうし切島君は朝だけで充分被害者と化した

となれば……轟君は

轟「………」

『………』

本日何度目かの目逸しをする

轟君からも何か圧を感じた

大丈夫かこのクラス(今更)

思考放棄しかけていると耳元でドォン!!という音が鳴る

視線だけ向けるとすれすれで壁に拳がめり込んでいた

…弁償しないと駄目じゃないの？これ

爆「どこ見とんだテメェは

こっち見ろや」

『いひゃい』

爆「死んだ目で痛ェって言われても分かるか

んで誰だその累って野郎は」

『爆豪、彼女出来たら束縛強そうだね』

爆「話逸らすなクソが！！」

摘まれた頬を擦りながら渋々累さんについて話す

別に隠す理由もないし、良いや

『元々一人暮らしだったから生活費とかに支障が出ないようにバイトやってるの

接客とかそういうのは出来ないから家事代行サービスっていうのを知り合いから教えてもらって、

その知り合いが累さんだったの

家事が全然出来ないから週一でも来てくれないかって』

話を聞いた皆は納得した様子だが爆豪だけは眉間に皺を寄せたまま離れてくれない

終いには「けど男だろソイツ」とよく分からない事をネチネチ言い始めたので流石に切島君と上鳴君に回収してもらった

爆豪の怒声をバックに買い物をすべく教室を出て行った