無感情女子と愉快な仲間達【ヒロアカ】【爆豪勝己】 (ページ15)

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爆「…お前、中学ン時はあんな感じだったんか」

本屋で小説を選んでいると隣に立ってた爆豪が突然そう言った

あんな感じ……あぁ、さっき同級生と話してたあれか

『まぁ…そうだね

でも元々あれ位だったから当初は何の違和感もなかったと思う

…今やるとやっぱり変？』

爆「今のお前しか知らねぇ奴から見れば猫被ってるようにしか見えねぇ」

『そうなんだ』

そりゃそうだろう…自分でもそう思ってる位だし

いくら相手のためとはいえ思いっきり繕ってるから

爆「…けどあのクソモブが変な奴じゃなさそうでちっとは安心した」

『？どうして爆豪が安心するの？』

爆「テメェの中学時代が散々な話ばっかだからだよ

分かれやクソ」

『…ごめん』

気、遣ってくれてるんだ…優しいな

確かに今思い返してみればかなり散々な目に合ってた

横で爆豪が「あいつが逆恨み女と同一人物だったら消し炭にしてたわ」とか物騒な事言ってるけど

そこは割といつもの事なのでスルーしとく←

……やっぱり何だか爆豪といると不思議な感じがする

他のクラスメート達とは違った、温かさ

よく分からないけど居心地は良い

何となく爆豪をじっと見つめていると目が合った

爆「んだよ」

『…何でもない』

そのまま会話を終わらせるつもりだったが、

ふと気になった事があり爆豪の方へ向いた

『ねぇ爆豪

もしまた私に何かあった時…爆豪は私を守ってくれる？』

爆「…何当たり前の事聞いとんだ

俺がいる限りお前を危険に晒さねぇわ

つーか仮に死んでも化けてお前を守る」

『それ…背後霊じゃない？』

爆「何か不満でもあるんか？」

『ううん、ない』

不敵に笑う爆豪に自然と笑みが溢れる

あ、今笑えたなって自分でも分かった