無感情女子と愉快な仲間達【ヒロアカ】【爆豪勝己】 (ページ14)

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「あ、小黒さんだ！

久しぶり！」

『久しぶり、卒業式以来だよね？』

「全然会えないもんね〜

それにしてもさっすが小黒さん！

体育祭見たけどめっちゃ格好良かったよ！

一気に人気急上昇って感じだね！」

『そんな事ないよ

私は自分のペースで頑張っただけだもん』

休日に出掛けてたら街中でたまたま中学時代の同級生に会った

今の私が暗いなんて知らない同級生は明るく話し掛けてくる

わざわざ話し掛けに来てくれたのにいつものテンションで返事をするのは流石に申し訳ないので中学生の時のように話す

しかし問題は隣にいる爆豪だ

元々一緒に行くつもりではなかったが彼も出掛ける先が同じだったので二人で行く事になった

柔らかい微笑みを浮かべて話す私を見て思考が宇宙になってる猫のような顔をしている

確かに珍しい光景かもしれないけどそろそろ戻ってきて

「ていうか一緒にいるのって体育祭優勝してた爆豪君だよね？

なになに、もしかしてデート？」

『そんなのじゃないよ、行き先がたまたま同じだったから一緒に行こうってなったんだ』

ね？と微笑めば爆豪は戻ってきて、一瞬でそっぽを向いた

出た、爆豪のツンデレ

A組の人じゃなきゃ君の照れは絶対分かんないと思うよ

「へぇ〜……ひょっとして爆豪君ってツンデレ？？」

爆「はぁ？？」

…分かってた

そういえばこの子はそういう子だったな

大体の人はそっけないって言うのに

かつての同級生はまるでクラスメートのように爆豪の肩を組んだ

完全に馴染んでる……男友達多いから距離感バグってるな

「いやいや分かるよ〜

小黒さん美人だもんね、照れちゃうよねぇ〜」

爆「さっきから何だテメェは馴れ馴れしい

つかいい加減離れろや！！」

「ほらそういう所ツンデレじゃん」

爆「オイコラAこいつ何とかしろや！！」

「えっ嘘名前呼び！？ねぇ小黒さんほんとに付き合ってないの！！？」

爆「耳元で叫ぶなや喧しい！！」

二人共もうそろそろ黙ろうよ…

周りの目が痛いしさっさと爆豪を回収してモールに行こう

『もう、爆豪君いじりもその辺にしときなよ』

爆「…お前いつも呼び捨『私達そろそろ行くね』……」

「うんまたね〜！

爆豪君もバイバーイ！」

爆「黙れクソモブ」

「あーいツンデレ頂きました〜」

爆「あ”？」

『…行こ』

爆豪の手を引いて目的地へと足を進める

手離せとか怒られるかと思ったけど何も言わなかったな