何もかもが崩れた日 . (ページ32)

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32.私は最低ページ32

春野「あき、ごめんね。」

そういってはるは教室を飛び出して行った。

「待って!!」

私も慌ててはるを追いかけ、

ようとすると、担任、相澤が道を阻んだ。

相澤「HRだぞ。さっさと座れ。」

「でもはるが…!!」

相澤「春野は大丈夫だ。まず許可なしでは校舎

は出られないし、そもそも、そんな簡単に

問題を起こすようなやつじゃない。それはお前が

1番わかってるだろ。」

「…」

相澤「さっさと席つけ」

言われるがままに席に着く。

本当に、良いんだろうか。

ずっと1人だったわたしには、辛い時誰も傍に居ない

寂しさがわかっていたから、不安になった。

本当に、良かったのかな。

今からでも、追いかけた方が、、

いや、でも相澤先生もああ言ってたし、

でも、後で後悔することになるかもしれない…

人は簡単にいなくなってしまうということが

痛いくらいにわかる。

はるはどこにいるんだろう、

保健室？トイレ？もしかして、外？

なにしてるんだろう、

泣いてる？痛いことしてる？

私にいまできることって

爆豪「考えすぎだ」

……

結局、はるは帰ってこなかった。