25 キレ ページ25
キーンコーンカーンコーン
はあ。学校終わった。
雄英に入ったのは言いものの、個性を後ろめたい
以上前に進むことはできない。
実際、退学も考えるほど追い込まれていた。
明日は土曜日で休みのため、みんなそそくさと
帰宅しており、教室はがらんとしていた。
「……はぁ、帰りたくない」
？｢なんでだよ｣
「?!?!(ｶﾞﾀﾝｯ)」
？｢わかりやすく驚いてんじゃねぇよ｣
相澤｢夏目いるかー？おお、まだいたか。｣
「はい、？」
相澤｢実は今度からこのクラスは寮制になる。
クラスの大半には、電話後家に出向き、了承を得て
着々と準備を進めているところ、
なんだが…お前の家と連絡がつかなくてな…。｣
ああ、お父さんからしたら悪印象だらけだろうに、
出るはずない。
思い当たる節がありすぎる。
「…。」
相澤｢先にお前の意思を聞いておこうと思う。嫌ならすぐ
この話は破棄だ。だか、こっちに住みたいというなら全力
でお前のお父さんを説得しようと思っている。
正直、目をかけている後継者は自分から離したく
ないはずだ。だからお前だけでは一筋縄ではいかな
いだろう。｣
「…」
相澤｢簡単な話だ。今の家から出たいか出たくないか。｣
「……」
相澤｢まだ答えはでなそうか？｣
『わたしのお父さんは余所者に何をするかわかりません。
人を人とも思っていません。うちに交渉しに行くなんて、
相澤先生に危険が及ぶかもしれ…
相澤｢簡単な話だって行ったろ。お前がどうしたいか、
だ。判断の鈍いやつはヒーローにむかないぞ。｣
「…早く家を出たいです。」
相澤｢わかった。、後は俺に任せろ。
お前はやることやったよ。
明日行くから、気まずいだろうが、伝えておい
てくれ。じゃあな、気をつけて帰れよ。(ｶﾞﾗｶﾞﾗ)」
相澤先生が出ていった。
ますます帰りたくない。
あれ、後ろの席の子に全部聞かれてた…？
「最悪……ってあれ？いない。いつの間に…」
重い腰をあげて帰路につく、
？「話は終わったかよ。」
「(ﾄﾞｶﾞﾝｯ)」
ドアを開けた瞬間にすぐ声をかけられたので
驚いてドアに突撃した。
？「馬鹿か。」
「馬鹿じゃないです。」
？「…つーか、個性、なんだ」
「そのうちわかるよ」
？「あｱ"？聞いてんだから答えろ」
「なんで」
？「うるせえはよ言えや」
「人には言いたくないことの一つや二つあるでしょ
？ズカズカ踏み込んでこないで」
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作者名：爆心地 | 作成日時：2018年11月18日 21時
