何もかもが崩れた日 . (ページ24)

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24 怒らないでページ24

私は今まで百と轟くんの後ろにひとりぽつんと

咳があったが、やっと私も番号順に席を移動した。

授業終わりに後ろの人に声をかけられた。

つんつん頭に異常なほどつり上がった赤い目。

｢おい｣と何度か声をかけられたようだがまさか

自分に対して話しかけていると思わずフルシカト

してしまった。

結果、眉間に皺を寄せた表情で肩を掴まれた。

怒らせてしまったようだ。

？｢おいっつってんだろうがよォ｣

「ご、ごめん。なに」

？｢くっそ腹立つなァおいクソが｣

くちわっるっ

初対面でクソってなに???

「私排泄物じゃないんですけど。」

？｢比喩表現だわ馬鹿か殺すぞ｣

「ねえなんでそんなに怒ってるの？」

？｢てめえがいくら呼んでも気付かねえからだろうがよ｣

「だっておいってしか言ってないじゃん

私名前おいじゃないし。

名前に『お』も『い』も入ってないもん」

？｢屁理屈言ってんじゃねーよクソが死ね｣

「死ねって…？じゃあいっそ殺してくれよ…。」

？｢…｣

？｢なんで遅れて来たんだ？｣

「別に、1度くらい、

授業サボることなんて誰だってあるでしょ」

？｢半分野郎と一緒に戻ってきただろうが｣

「轟くんのこと？別に、たまたまだよ」

？｢ああそうかよ、言いたくねえんならいいわ｣

キーンコーンカーンコーン

午後の授業が始まった。