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〜教室〜
ご飯も食べずに飛び出してきただけあって、
まだ昼休み真っ只中の教室には誰もいない。
ああ、
最悪だ。
ヒーローを目指すためにこの学校に入ったのに
自分の個性のことでこんなにビクビクして、
馬鹿らしい
何も悪くない春に八つ当たりして、
こんなダメ人間、
ヒーローになんてなれっこない
もう消えてしまいたい
轟｢いきなりキレて走ってくなんて、
心配して追っかけてきちまったじゃねえか｣
……誰かが来たみたいだ
轟くんか。
「心配しろだなんて頼んでない。」
轟｢随分ひねくれてんな
前の俺みたいだ。｣
『？』
轟｢俺の話聞くか？｣
一瞬微笑んだ轟に手を引かれ、
返事なんてしていないのにどこかへと一緒に走った
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作者名：爆心地 | 作成日時：2018年11月18日 21時
