17 はじめての登校 ページ17
無事退院して次の日、もう学校へ行くことにした。
肩にボタンがひとつだけついた憧れの制服。
さすがに心配だということでマンションのすぐそば
までオールマイトが迎えに来てくれるらしい。
数分後、携帯にオールマイトから電話が来た。
下に降りると相澤先生が運転する車でオールマイト
が迎えに来た。
オールマイト｢病院には私用で行けなかったからな
、夏目少女とははじめて会うな！HAHAHA！｣
｢そうですね｣
オールマイト｢おっと？君はクールだなあ！
そういうのも、嫌いじゃないぜ！！｣
相澤｢夏目ちょっと引いてませんか？｣
オールマイト｢ほんとかい！？それは済まない
、テンションが上がると多弁になってしまってね！
そういえば、今日初めて登校するそうだが、不安
とか緊張はしないのかい？｣
｢…しない…ですね。｣
オールマイト｢それは驚いた、初日挨拶をした時も
全員緊張しで背筋が伸び切っていたからね！
君のような生徒にははじめて会うよ！！｣
｢ああ、そうですか。｣
学校について3人で教室に向かった。
途中ですれ違った生徒には驚かれ、
先生に挨拶すれば大袈裟な反応をされた。
ミッドナイト先生なんかには抱きついて喜ばれた。
相澤｢俺はHRの支度があるから一度職員室に行く。
オールマイト、夏目をお願いします。｣
オールマイト｢了解した！！｣
いまは２時限目でもう廊下に人の姿は無く、
A組の次の授業は私のために1時間開けてくれている
らしい。
オールマイト｢さあ、ここが教室だよ。
(ｶﾞﾗｶﾞﾗｯ) 私が来た！！
さあ！今日は療養中だったA組の仲間が戻って
きたぞ！入ってくるんだ！｣
ｶﾞﾗｶﾞﾗｯ
デカすぎるドアを閉めてオールマイトに促される
ままに教壇に立って自己紹介をする。
｢夏目瑛。よろしく。｣
．
．
．
しばらく沈黙が流れた。
オールマイト｢す、少し変わった子だが、実力は
プロ顔負けだぞ！！夏目少女ももっと明るくな！！｣
｢はい｣
オールマイト｢席はとりあえず開いている八百万少女
の後ろにな！
では私は職員室に戻る！！
相澤くんが戻るまで自習をしてくれ！！それでは！｣
オールマイトは教室から出ていった。
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作者名：爆心地 | 作成日時：2018年11月18日 21時
