何もかもが崩れた日 . (ページ12)

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12 遠慮ページ12

試験当日、筆記を終え実技試験のため演習場へ移動

した。

東京の街と瓜二つの見慣れた街風景。

マイク｢ほら！もう試験は始まっているぞ！！｣

説明を待っていたが既に扉は開き、試験は開始して

いると告げられた。

試験内容は町中の仮想ヴィランを倒すこと。

ポイント制で、得点の高さで優劣が決まる。

しかし、個性をここで使えば雄英は落ちるに違いな

いと思っていた。

それに、日頃から個性なんて使わない。

ここで使って他の受験生を巻き込まない保証はな

い。

不合格どころではなくなる、、、。

結局演習場では倒れている人の救助にまわり、

ロボを倒すことは出来なかった。

その時。

｢ﾄﾞｵｵｵｵｵｵｵｵｵｵｵｵﾝ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!｣

大きな音とともにビルが全壊した。

あたりから｢とんでもねえ個性だな｣｢勝てっこねえ｣

なんて声が聞こえたがわたしはそうは思わなかっ

た。

｢下がって！！！！｣

モブ｢は？｣

ビルの影から現れたのは脳みそが剥き出しの真っ黒

い大きな化け物だった。