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「そう言えば……君は子供が好きなのか？」
「ひえっ……あ、えと、好きですよ小さい子。守りたいですよね。」
可愛いよね小さい子って。純粋無垢な感じとか。
かっちゃんはよくなつかれてるよねぇ、と話しかけるとうるせえと舌打ちを喰らった。ひどい。
あっほらあの子とかかわい……
！
「危ないっ！」
クラクションの音が響く。
ボールを追いかけて走っていた女の子が車道に飛び出してしまったのだ。
…まあ、間一髪助けることが出来たけど。
思わず飛び込んで女の子を抱えるとすぐに受け身をとる。
若干痛みはあったが、まあ誰も怪我してないから良いだろう。
「うぇ……？」
「マキ！！」
お母様と思われる方が走ってくる。女の子は自分の身に起きたことがよくわかっていないみたいだ。
車の運転手も慌ててこちらに駆け寄ってくる。青年だ。
「お子様は無事ですよ。目を離さないようにしてくださいね。あ、私も怪我はしていないので大丈夫です。急に飛び出してしまってすみません。」
にこやかに対応していると後ろから二人が走ってきた。
ベストジーニストさんを見ると、運転手さんもお母様も大変感激していた。人気者だね。
「……」
「あ、ありがとう」
無言で横に立ったかっちゃんが珍しく手を差し出してくれたので好意に甘え立ち上がる。
何だ何だと野次馬してた人にベストジーニストさんがなんとか交通をもとに戻したみたいだ。私は急いで歩道に戻ったからよくみてなかったけど。
「すぐに行動できたのはヒーローとしては良いことだ。……だが、」
「あー……まあ、えと、大体わかります……」
ごめんなさい、と頭を下げる。
大方自分の身とか無鉄砲過ぎるとかそこら辺だろう。言われ慣れた。
後でかっちゃんにも怒られるんだろうなぁ。今は無表情で地面を見ている。
私が昔やらかして死ぬほど怒られたときみたいな顔してる。怖いなぁ……。
「…次からはすぐに飛び出さないように。さあ、続けよう。」
「はい！」
釘を刺された。うん、気を付けよう。
とりあえずまた町を歩き出す。…うん、やっぱりこの町も可愛い子多いねぇ。
キョロキョロしながら進む。そう言えばいっちゃんにまだ電話してなかったな。後で電話しよう。
「……オイ」
「ぅん？」
「…何でもねぇよ阿呆」
ギロリと睨まれたが特に何も言われなかった。怖いよ。
ああ……可愛い瀬呂くんや切島くんの頭撫でたい…あと梅雨ちゃんとじろちゃん撫で回したいよぅ……
早く帰りたいなぁ。
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柊夜(new)(プロフ) - リコさん» ありがとうございます〜！これからも頑張りますので応援よろしくお願いします！ (2018年5月16日 18時) (
レス) id: ad6dd0d979 (このIDを非表示/違反報告)
リコ(プロフ) - 遅くなりましたがパート3おめでとうございます(*´∀｀)これからも更新頑張って下さい！応援しています(*´∀`)♪ (2018年5月16日 16時) (レス) id: 99beb34d9a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：柊夜(new) | 作成日時：2018年5月12日 15時
