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「ヒーローとは救いを求める人々に安心を与えなければならない。能力はもちろんのこと容姿、言葉遣い、立ち振る舞い、エレガントさがヒーローには必要だ。わかるかい？つまりこれがそうさ。」
「んふへへ」
いけない笑い声が漏れてしまった。
そうです皆さん大好き髪ぴったりかっちゃんです。可愛い。
ちなみに私はかっちゃんの向かいに座ってます。で、かっちゃんがもし暴れたら抑える係と事務所の人とお話しする修行。
結構きついんですよ。
「そういえば彼とは仲良いの？」
「あ、えと、幼馴染みです。」
「そうなんだ！昔からあんな感じ？」
「そうですね……」
会話が続かない。ごめんなさい私のせいです。
チラリとかっちゃんを見るとまだ髪いじられてた。可愛いね。
「かっちゃん昔から凄い強かったんですよ。個性の使い方も上手くて、ちょっと口が悪かったりするけど格好いいですよね！でも意外と泣きやすかったりして可愛いところもあるんでs……
……ごめんなさい話しすぎました…。」
「…いや。君本当に彼が好きなんだね。」
「好きですよ！ね、かっちゃん！」
「…っるせえ黙ってろ」
おりょ？
目をあわせてくれない。悲しいなぁお姉さん泣いちゃうぞ。
夜。
お風呂(大きい)から上がると携帯にメールが。
「……！」
いっちゃんだ。
ここから保須まで悠長にしてられない。使ったことはないが一か八か、黒影さんのワープで…
「何するつもりだ」
「うげぇ」
かっちゃんが凄い目付きでにらんできた。
あ、そういえば私たち別室だったんだけどなんか怖いので一緒の部屋にしてもらいました。まあ私は床で寝てるけどね！！
「…何でもないよ、私やらなきゃいけないことがあるから。」
するりと横を抜けて玄関を目指す。
とりあえず人目につかないところでワープ…保須の場所はわかってる、あとは路地裏をしらみつぶしに探すしかないか。
「待てっつってんだよ」
「おわ」
ぐい、と手首を引っ張られる。
振り返ってほどこうとするもびくともしない。かっちゃん力強いね。
「…てめェが何したいのかは知らんが、大体お前はそういう時自分のことを考えねぇ。
いいか？勝手に怪我するな、勝手にどっか行くな、自分の身を守れ。出来なきゃ殺す。」
「……わかったよ」
USJの時の事だろうか。
怪我はするものの命に別状はないはず。だったら今回はいっちゃん達に任せるしかない。
はあ、とため息をつく。
かっちゃんは私の手を掴んだまま部屋へ戻った。
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柊夜(new) - リコさん» ありがとうございます！これからもよろしくお願いします…！ (2018年4月30日 18時) (
レス) id: ad6dd0d979 (このIDを非表示/違反報告)
リコ(プロフ) - ヤベェ…面白すぎる！これからも更新頑張って下さい！応援しています( *・ω・)ノ (2018年4月30日 17時) (レス) id: 99beb34d9a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：柊夜(new) | 作成日時：2018年4月29日 15時
