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入り組んだ複雑な道を歩いていくと、段々ひとけもなくなっていって、あっという間に見覚えのある風景が広がる。
目の前には久しぶりに見る大きな校舎。
そして相変わらず響き渡っている学長の声。
やたらと自然の匂いがする、東京とは思えない芋臭い道を歩いていくと寮が見えてきた。
控えめに一応お辞儀をして入ると、懐かしい匂いが鼻をくすぐる。
パンダ「A？」
その時、ずっと会いたかった聞き馴染みのある声が聞こえて咄嗟に後ろを振り向いた。
見た目は変わっているが、そこには紛れもなく真希、棘、パンダ、私の同期たちが立っていた。
いや、前言撤回。パンダはそのままだ。
『....みんな！久しぶり！』
禪院「.....は？」
狗巻「すじ...こ？」
私だけが感動の再会シーンをしている中、同期達はポカンと目をまんまるにして依然私を見つめていた。
あれ、忘れられちゃった？
そんな不安が一瞬頭をよぎる。
しかし、真希が睨むように五条さんを見たことによって全てを理解した。
『....五条さん、説明してなかったんですか？』
五条「あーごめん、忘れてたっ！」
目の前にいるやらかし大男は、まるで語尾に星がついているかのように、てへぺろ！なんて年齢に似合わぬジェスチャーをしてみせた。
真希のイライラメーターをくすぐるのが昔からとても上手い五条さんは、今回は真希だけじゃなく棘やパンダまで呆れさせている。
伏黒「なんですか、朝から騒がしいですね」
『あ、恵だ』
伏黒「あぁ.......は？」
明らか寝起きという姿の恵は、寝ぼけ眼で私を見て固まってしまった。
そりゃそうか、一応これは感動の再会だもんね。
久々に会えた家族みたいな。
結局五条さんはお土産パーティーに参加させてもらうことが出来ずかなり拗ねていたらしい。
いくら私でもそこは味方してあげない。
自業自得だよ。
パンダ「何がともあれ久しぶりだなぁ、A」
狗巻「しゃけ」
禪院「向こうで何してたんだよ？？」
永遠に終わらないマシンガン質問に慌ただしく答えていれば、恵が思い出したように声を上げた。
伏黒「そういえば七瀬先輩、"アイツら"とまだ顔合わせしてませんよね。呼んできます」
『アイツら？』
恵の抽象的な表現に首を傾げる。
伏黒「虎杖と釘崎ですよ」
いよいよその時が来たみたいだ。
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ひよこ(プロフ) - 星雀さん» そのまま口角が一周するくらいまでニヤニヤしちゃってください！笑、読んでくださってありがとうございます！ (2月24日 0時) (
レス) id: e8e266fc43 (このIDを非表示/違反報告)
星雀(プロフ) - ニヤニヤしまくりで口角吹き飛んだんですけどどうすればいいですか！？(笑) (2月13日 17時) (レス) @page50 id: cb3ce32ba5 (このIDを非表示/違反報告)
ひよこ(プロフ) - 莉緒さん» なによりの言葉です、嬉しすぎます！ありがとうございます！ (1月27日 17時) (レス) id: a2bbe4e09f (このIDを非表示/違反報告)
莉緒(プロフ) - 見てます！！！めっちゃ楽しんで読んでます！！！ (1月27日 14時) (レス) @page50 id: ff1884054a (このIDを非表示/違反報告)
ひよこ(プロフ) - エリスさん» わざわざありがとうございます！！こんなに長くお待たせしてしまったのに、まだ見ていてくださっていて感激でしかありません！ありがとうございます...！ (1月26日 23時) (レス) id: 3fc035aadc (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ひよこ | 作成日時：2023年11月13日 14時
