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その日、家に帰ると新しく追加された"爆豪"というLINEの表示を見て通知を開ける。
通知は三件ほど入っていたが、その内容は「今日の夜、公園で」というものだった。
また相談事かな？と心配になると同時に、頼られている嬉しさが込み上げてくる。
そんな優越感に浸っていると、スマホの画面が一変し、五条という文字と一緒に電話の着信が鳴った。
私はすぐに応答を押して、耳元にスマホを添える。
『はい、もしもし』
五条「あっ、A？今度の土日こっちにおいでよ！」
『ふふ、またまた突然ですね。何かいいことでもあったんですか？』
五条さんの弾んだ声に、何かいいことでもあったのだろうと聞かずとも分かったが、こういうのは聞いてほしいという人なのは知っている。
だから、私はわざと分からないフリをして聞いてみた。
それと同時に私はすぐさま部屋に吊るしてあるカレンダーをチェックして、土日が空欄なことを確認する。
五条「いやぁ、それがね？今年の1年がなかなかイカれててさぁ〜！宿儺の指食べちゃった子とかいるんだよね〜！ウケるでしょ」
『ふふ、それは......え、はい？宿儺の指をなんて言いましたか？』
楽しそうに生徒の話をする先生から、今とてつもないことを聞いてしまい、とっさに聞き返した。
もちろんその答えは揺るぎない事実であり、もう訂正は不可能であるが、嘘でもいいから嘘だと言ってほしいほどの事実だった。
つまり、信じたくない。
五条「いやだから！宿儺の指食べちゃって受肉したわけ！」
『.....は、えぇ！？』
五条「ちょっとA声大きい〜」
すみません、と謝ったのはいいが、いや待てよ。
受肉してしまったのはかなりの大問題ではないか。
私はあの宿儺という単語でさえ精一杯なのに、受肉という単語で頭が打たれたようにクラクラした。
その後五条さんの説明を聞いてみると、器であったことや色々と納得できる点はあって、ひとまず落ち着くことはできた。
同時にこれは恵が苦労してるな、と、土日東京に行くことを決定した。
五条「じゃあ待ってるね〜！」
電話を切った途端に、今まで騒がしかった脳内が一気に解放されてやけに静かに感じた。
『七海さん.....ほんと、呪術師はクソだと思います』
私は七海さんがよく言うことに改めて納得して、1人で呟いた。
宿儺の受肉。
少なからず何かが起こってしまうような嫌な感じがして、深いため息がでた。
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ひよこ(プロフ) - 星雀さん» そのまま口角が一周するくらいまでニヤニヤしちゃってください！笑、読んでくださってありがとうございます！ (2月24日 0時) (
レス) id: e8e266fc43 (このIDを非表示/違反報告)
星雀(プロフ) - ニヤニヤしまくりで口角吹き飛んだんですけどどうすればいいですか！？(笑) (2月13日 17時) (レス) @page50 id: cb3ce32ba5 (このIDを非表示/違反報告)
ひよこ(プロフ) - 莉緒さん» なによりの言葉です、嬉しすぎます！ありがとうございます！ (1月27日 17時) (レス) id: a2bbe4e09f (このIDを非表示/違反報告)
莉緒(プロフ) - 見てます！！！めっちゃ楽しんで読んでます！！！ (1月27日 14時) (レス) @page50 id: ff1884054a (このIDを非表示/違反報告)
ひよこ(プロフ) - エリスさん» わざわざありがとうございます！！こんなに長くお待たせしてしまったのに、まだ見ていてくださっていて感激でしかありません！ありがとうございます...！ (1月26日 23時) (レス) id: 3fc035aadc (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ひよこ | 作成日時：2023年11月13日 14時
