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相澤「なんだ、爆豪と七瀬は知り合いなのか」
そういえばA組には爆豪くんがいるということを全く考えていなかった。
私は不思議そうにする相澤先生に「まぁ.....」と曖昧な返事を返した。
爆豪くんは依然、唖然とした顔で私の顔を見つめているものだから何を発せばいいかわからなくなる。
とにかく爆豪くんには適当に「昨日決まった」とだけでも言っておこう。
「なんで言わなかった」とか言われそうだし。
相澤「じゃあ、とりあえず七瀬は1番後ろの席な」
相澤先生の指す方を見てみると、後ろの列の席だけ間をつけて5列並んでいる。
丁度紅白髪の男の子と大きな体の男の子の間にある席があいていたので、私の席というのはあそこになるだろう。
私は全員からの視線を浴びながら席へ向かっていく。
いや、ちょっと待って。
席の前へ来た時、私の中で1つのひっかかりができた。
『あの......。私はあくまでも��強化合宿の見学��ですよね...？どうして私の席が....』
その瞬間、相澤先生の口角がニヤリと上がり、完全にやられたとあの時の返答に後悔をした。
相澤「強化合宿の見学もしてもらうが....。ヒーロー科の��体験��もしてもらわなくてはな」
はじめから相澤先生は��体験��と言っていた。
事実ではあるので私はそれ以上何も言えずに黙って席に着く。
相澤先生がこれからのことを話している途中、横からとてつもない視線を感じたので横をチラリと見た。
その瞬間、私は彼から目を離せなくなる。
サラサラの紅白髪、火傷のような跡なんて気にならないほどに誰もが魅入るような綺麗な顔つきに、三白眼のオッドアイ。
彼にはイケメンというより美しいという言葉が似合う。
『きれい......』
思っていたことがそのまま声になるなんて自分でもびっくりして、とっさに口をおさえた。
きっと本人には聞こえているだろう。
第一印象がミーハーな先輩なんてごめんだ。
私はなんとか誤魔化そうと「あ、え、あ」と今度は言葉にならない声を出すと、当の本人は窓の外を一度見てからまた私に向き直る。
轟「.....先輩はくもりが好きなんですか？」
ああ、この子は罪深い系の天然イケメンか...。
私は鈍い男の子に心の中で感謝しながらやんわりと笑いかける。
頭に「？」を浮かべてキョトンとした顔で首を傾げる姿はとても可愛らしかった。
爆豪くんに睨まれているなんて知らずに。
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ひよこ(プロフ) - 星雀さん» そのまま口角が一周するくらいまでニヤニヤしちゃってください！笑、読んでくださってありがとうございます！ (2月24日 0時) (
レス) id: e8e266fc43 (このIDを非表示/違反報告)
星雀(プロフ) - ニヤニヤしまくりで口角吹き飛んだんですけどどうすればいいですか！？(笑) (2月13日 17時) (レス) @page50 id: cb3ce32ba5 (このIDを非表示/違反報告)
ひよこ(プロフ) - 莉緒さん» なによりの言葉です、嬉しすぎます！ありがとうございます！ (1月27日 17時) (レス) id: a2bbe4e09f (このIDを非表示/違反報告)
莉緒(プロフ) - 見てます！！！めっちゃ楽しんで読んでます！！！ (1月27日 14時) (レス) @page50 id: ff1884054a (このIDを非表示/違反報告)
ひよこ(プロフ) - エリスさん» わざわざありがとうございます！！こんなに長くお待たせしてしまったのに、まだ見ていてくださっていて感激でしかありません！ありがとうございます...！ (1月26日 23時) (レス) id: 3fc035aadc (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ひよこ | 作成日時：2023年11月13日 14時
