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爆豪side
今日は報告があるとか言って俺らだけ収集がかけられた。
教室ではグダグダとアホ面と黒目が「夏休みなのに」と文句を言ってやがる。
今日は元々ババアとの買いモンの予定が入っていた。
だから丁度いい口実ができて俺はラッキーだ。
これにはババアも口出しできねェから「夏休みまで大変なのね」とか言って親父を引っ張って出て行った。
教室にクラスのヤツらがある程度揃ってきたとこだ。
担任が入ってくると、今まで文句を言ってやがったアホ共が静かになる。
相澤「お前らにビッグニュースだ」
収集かけられるほどのビッグニュースっつーのが想像できねェ。
ただ、周りが息を呑むのは分かった。
まァ気持ちは分かンねえことはねェな。
相澤「体験だが、強化合宿に1人加わることになった」
「「「「高校生っぽいのキターー！！！」」」」
ンだよそんなことかよ。
どこがビッグニュースだしょうもねェ。
また教室内がうるさくなったことと、ビッグニュースっつーわりにクソおもんねェことだったことに舌打ちをした。
相澤「ワケあってお前らより1つ年上だがな......。入ってきていいぞ」
『はい』
聞き慣れた、そよ風で小さく揺れる風鈴みてーな声に、俺の視線が自然と開いていくドアへ向いた。
開いたドアから入ってきた女のセミロングの髪が揺れる。
女は相澤先生が立っていた場所に立ち、髪を耳にかけて困り眉で目線を斜め下に逸らす。
恥ずかしい時や困惑している時によくする癖....俺だけが知ってる癖をする女は照れくさそうに俺と目線を合わせてきた。
爆豪「....は？先輩？」
『えーっと....やっほ〜、爆豪...くん？』
「知り合い〜！？」と騒ぐ黒目を放って、俺は目の前にいる好きな女を見た。
俺に小さく微笑むその表情も、ぎこちなく「爆豪くん」と呼ぶ声も、全部が俺の好きな女にそっくりだ。
でもこんなところにアイツがいるわけねェ。
『ワケあって強化合宿だけ着いていくことになりました。七瀬Aです。よろしくお願いします』
......は？
ってことはこの女が正真正銘七瀬Aなンか？？
いやワケありすぎだろ。
つーかまず、なんで俺に言わなかったんだよ。
俺ンなかで色んな苛立ちがふつふつと込み上げる。
そのことに気づいたのか、当の本人は気まずそうに俺から目を逸らした。
苛立ちは表にでているだろうが内心嬉しいンはぜってー出してやんねェ。
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ひよこ(プロフ) - 星雀さん» そのまま口角が一周するくらいまでニヤニヤしちゃってください！笑、読んでくださってありがとうございます！ (2月24日 0時) (
レス) id: e8e266fc43 (このIDを非表示/違反報告)
星雀(プロフ) - ニヤニヤしまくりで口角吹き飛んだんですけどどうすればいいですか！？(笑) (2月13日 17時) (レス) @page50 id: cb3ce32ba5 (このIDを非表示/違反報告)
ひよこ(プロフ) - 莉緒さん» なによりの言葉です、嬉しすぎます！ありがとうございます！ (1月27日 17時) (レス) id: a2bbe4e09f (このIDを非表示/違反報告)
莉緒(プロフ) - 見てます！！！めっちゃ楽しんで読んでます！！！ (1月27日 14時) (レス) @page50 id: ff1884054a (このIDを非表示/違反報告)
ひよこ(プロフ) - エリスさん» わざわざありがとうございます！！こんなに長くお待たせしてしまったのに、まだ見ていてくださっていて感激でしかありません！ありがとうございます...！ (1月26日 23時) (レス) id: 3fc035aadc (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ひよこ | 作成日時：2023年11月13日 14時
