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順風満帆だった私の夏休みに、嵐のような風が吹きつける事態が発生した。
さてここで問題だ。
今私は夏休み中だが、なぜ雄英高校の賓客用部屋のソファーに座っているでしょう。
ちなみにこのソファーは革仕立てで、赤紫色のいかにも高級感のある匂いがする。
そう、正解は......。
相澤「本当に来ないのか？ヒーロー科」
『本当に結構です』
あの電車の件の動画が拡散され、ヒーロー科......いや、ヒーロー界の目に届いてしまったこともあり、普通科である私はヒーロー科から移行推薦を受けているのだ。
ここでヒーロー科へ来いと促され、約1時間。
しかし私の体感では1時間どころか、半日ほど経っているような気分だ。
いくら時間をかけて私を諭そうとしたってヒーロー科に入らないことには変わりない。
ヒーローが嫌いだから？呪術師になりたいから？
いいや、違う。
私がかたくなにヒーロー科へ編入しないのは、私自身が��汚れた人間��だからだ。
『そもそもどうして、相...澤先生が私を勧誘してるんですか？私2年ですよ』
相澤「今2年のヒーロー科は強化合宿中だからな。担当の教師から頼まれたんだ」
『では断られたとお伝えしてください』
相澤先生は１つため息をつき、頭を抱え込むようにして下を向いた。
どちらとも譲る気がないため長引くこの話し合いに終止符を打つように、私が小さく「ありがとうございました」とだけ伝えてソファーを立った。
私がドアノブに手をかけると、もう一度先生に名前を呼ばれる。
相澤「七瀬」
『......はい』
相澤「��体験��ならどうだ？」
��体験��ということばに首を傾げ、触れていたドアノブはそのままで顔だけ相澤先生に向けた。
相澤「...これは異例だ。どうしても
『だいじょ＿＿＿』
断ろうとした瞬間、五条さんの言葉を思い出した。
＿＿＿え？正体？別にどっちでもいいよ〜。ま、そのうち勧誘とか来るだろうし明かしといたほうがラクかもね。
そういうことか、と頭の中で全てが結びつく。
五条さんは、きっとこのことを見越していたんだ。
コソコソヒーロー科の護衛をするよりも確かによっぽどラクだ。
私はドアノブから手を離し、くるりと体を相澤先生へ向ける。
『＿＿＿ぜひ、お願いします』
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ひよこ(プロフ) - 星雀さん» そのまま口角が一周するくらいまでニヤニヤしちゃってください！笑、読んでくださってありがとうございます！ (2月24日 0時) (
レス) id: e8e266fc43 (このIDを非表示/違反報告)
星雀(プロフ) - ニヤニヤしまくりで口角吹き飛んだんですけどどうすればいいですか！？(笑) (2月13日 17時) (レス) @page50 id: cb3ce32ba5 (このIDを非表示/違反報告)
ひよこ(プロフ) - 莉緒さん» なによりの言葉です、嬉しすぎます！ありがとうございます！ (1月27日 17時) (レス) id: a2bbe4e09f (このIDを非表示/違反報告)
莉緒(プロフ) - 見てます！！！めっちゃ楽しんで読んでます！！！ (1月27日 14時) (レス) @page50 id: ff1884054a (このIDを非表示/違反報告)
ひよこ(プロフ) - エリスさん» わざわざありがとうございます！！こんなに長くお待たせしてしまったのに、まだ見ていてくださっていて感激でしかありません！ありがとうございます...！ (1月26日 23時) (レス) id: 3fc035aadc (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ひよこ | 作成日時：2023年11月13日 14時
