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家に帰り部屋でくつろいでいると、すっかり忘れていた五条さんから電話がかかってきた。
『はい、もしもし』
五条「あ、A？？な〜んか
『全然いいですよ』
五条さんの口調ぶりからして怒ってはなさそうだったので、私はホッと胸を撫で下ろした。
おそらくやり返しかなにかしたんだろう。
五条「で、恵とはどーなの？」
『めぐ......へ！？な、なにがですか？』
突然のことに思わず声が裏返ってしまった。
スマホ越しでもわかる五条さんのニヤついた声に嫌気がさす。
いや、尊敬はしてる。
とても。
尊敬だけじゃなく、私の憧れであり原点とも言える存在だ。
まあ、なんというか、真希達の扱いを見れば分かるだろう。
この人は驚くほどに空気が読めない。
五条「も〜、また誤魔化しちゃって〜！僕は騙せないよ〜？」
『え、ほ、ほんとになんの話ですか？？』
五条「いやいや、僕、その時こっそり見てたもん」
あなた上層部から雑務かなにか押し付けられてたんですよね？？と咄嗟に心の中でつっこんだ。
だが、当の本人はそんなことも知らず、いまだにヘラヘラと私達の関係を追求しようとしてきていた。
切りたい気持ちが勝ちそうになる中、聞かなければいけないことがあったので、そこをなんとかグッと堪える。
五条「A、他に好きな人いるんでしょ」
『五条さん、そろそろ.....』
五条「僕はそれでもいいと思うけどね」
痛いところをつかれた瞬間、意地でも切ろうと話を切り上げようとしたがそれは叶わなかった。
挙げ句の果てには、モヤモヤと霧ががっていたところを無理に自覚させてきたので、一気に気持ちが重くなる。
分からない。
好きじゃないはずなのに。
私は、リビングの机の上に置きっぱなしのキャラメルラテの空き缶を見つめた。
五条「Aにはそういう斬新さが足りないなぁ。特に恋愛なんて型にハマらなくていいんだよ」
『でも、私....ヒーローなんか、嫌いだから....』
五条「親と元カレのせいでしょ？その子は違う。それはAもわかってるよね」
『......はい』
重い空気感をスマホ越しでも感じられたのか、五条さんは「はは」と一度笑った。
五条「心配しなくても呪術師が一番クソだよ」
それはごもっともだ。
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ひよこ(プロフ) - 星雀さん» そのまま口角が一周するくらいまでニヤニヤしちゃってください！笑、読んでくださってありがとうございます！ (2月24日 0時) (
レス) id: e8e266fc43 (このIDを非表示/違反報告)
星雀(プロフ) - ニヤニヤしまくりで口角吹き飛んだんですけどどうすればいいですか！？(笑) (2月13日 17時) (レス) @page50 id: cb3ce32ba5 (このIDを非表示/違反報告)
ひよこ(プロフ) - 莉緒さん» なによりの言葉です、嬉しすぎます！ありがとうございます！ (1月27日 17時) (レス) id: a2bbe4e09f (このIDを非表示/違反報告)
莉緒(プロフ) - 見てます！！！めっちゃ楽しんで読んでます！！！ (1月27日 14時) (レス) @page50 id: ff1884054a (このIDを非表示/違反報告)
ひよこ(プロフ) - エリスさん» わざわざありがとうございます！！こんなに長くお待たせしてしまったのに、まだ見ていてくださっていて感激でしかありません！ありがとうございます...！ (1月26日 23時) (レス) id: 3fc035aadc (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ひよこ | 作成日時：2023年11月13日 14時
