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男の子は小さなかすり傷で済み、私も頭の打撲のみで幸い軽傷で済んだ。
爆豪くんはたまたま用事で通りかかったらしい。
よく考えると、爆豪くんがいつも下校時に降りる駅に近かったため、そもそも家がこの辺なんだろう。
色々と対処を一通り済ませたが、やはりこの件は��事故��ということで済まされた。
それもそうだ。
線路の隙間は子どもの足1つ分は余裕で入ってしまうのだから、引っかかったということで処理はいくらでもできる。
第一、呪いだとか説明しても信じないだろう。
爆豪「なンか飲みもん買ってくる。何がいい」
『え、いいの？』
爆豪「はよ言え」
『キャラメルラテで』
ひと段落ついたところで、その辺のベンチに座っている私に「待ってろ」と言って走っていってしまった。
私は小さなため息をついて目を瞑った。
1つ、どうしても引っ掛かることがある。
私の個性、術式とも言えるこの力は棘ととてもよく似ている。
だからこそだ。
どうして植物が私の言葉通りに生えなかったのか。
とうとうモヤモヤした気持ちが抑えられなくなり、爆豪くんがいないことをいいことに五条さんに電話をかけた。
3コールほどで向こうの音が聞こえてくると、スピーカーボタンを押して口元までスマホを持ち上げた。
「はい」
『五条さん！聞いてください！さっき電車に轢かれそうになって....！』
「は？」
『え？』
風邪気味なのか、声が少しいつもと違う五条さんは怒ったように返事をしてきた。
『あ.....すみません、忙しいですよね。またかけ直します』
「いや、そうじゃなくて。声、間違えてんじゃねーよ」
『....恵？』
伏黒「......はい」
もしやかける相手を間違えたのかと一瞬焦り、手元に表示されている名前を見た。
しかしスマホには��五条さん��と表示されているので間違ってなんかいなかった。
しばらく気まずい空気が流れ、痺れを切らしたように恵が口をひらいた。
伏黒「.....ていうか、電車に轢かれそうになったってどういう状況ですか」
『まぁ色々あってね〜...。そんなことより、これ五条さんの携帯だよね？』
伏黒「まぁ、はい」
いや、「まぁ、はい」ってなに？
相手を確認せずに口走ってしまった私が悪いのは断言できるが、そもそもだ。
そもそもなぜ五条さんのスマホを恵が持っていて、なぜ電話に出たのか。
やんわりと聞いてみたはずが本人は悪気もない声色で質問を流してきた。
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ひよこ(プロフ) - 星雀さん» そのまま口角が一周するくらいまでニヤニヤしちゃってください！笑、読んでくださってありがとうございます！ (2月24日 0時) (
レス) id: e8e266fc43 (このIDを非表示/違反報告)
星雀(プロフ) - ニヤニヤしまくりで口角吹き飛んだんですけどどうすればいいですか！？(笑) (2月13日 17時) (レス) @page50 id: cb3ce32ba5 (このIDを非表示/違反報告)
ひよこ(プロフ) - 莉緒さん» なによりの言葉です、嬉しすぎます！ありがとうございます！ (1月27日 17時) (レス) id: a2bbe4e09f (このIDを非表示/違反報告)
莉緒(プロフ) - 見てます！！！めっちゃ楽しんで読んでます！！！ (1月27日 14時) (レス) @page50 id: ff1884054a (このIDを非表示/違反報告)
ひよこ(プロフ) - エリスさん» わざわざありがとうございます！！こんなに長くお待たせしてしまったのに、まだ見ていてくださっていて感激でしかありません！ありがとうございます...！ (1月26日 23時) (レス) id: 3fc035aadc (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ひよこ | 作成日時：2023年11月13日 14時
