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あー.....。
頭痛い。
すごい耳鳴り。
あれ......私、死んだ？
男の子、無事かなぁ。
オールマイトの人形落としちゃったんだよね、拾えなくてごめんね。
多分人形は助けてあげられなかったよね。
あのお母さんのお腹の赤ちゃん、男の子かな、女の子かな。
お兄ちゃんになるんだね。
君は最後、お母さんを遠ざけたでしょう？
大丈夫だよ、君はちゃんと立派なお兄ちゃん......いや、ヒーローになれる。
「＿＿＿＿＿！！」
なんて....？よく聞こえないよ。
誰、の声だろう.....。
爆豪「＿＿＿！！＿＿A！！」
『......ばくご、く......？』
あれだけひどい扱いをしたのに、彼は私の目の前にもう一度現れてくれた。
『おとこ....のこ、は？』
爆豪「無事だ。ンなことよりてめェの心配しろや......！いきなり飛び込んで死にてえンか！！」
『よ、かっ.....たぁ.....』
まだ朦朧とした意識の中、爆豪くんに怒鳴られ叱られ、その内容から助けてくれたことは大体わかった。
『ありがと......、爆豪くん』
爆豪「おう。.....それより大丈夫か、頭。強く打ったろ」
『ちょ.....っと痛い、かなぁ』
爆豪「わりィ」
『んーん、ありがと』
おそらく頬にもかすり傷があるんだろう。
爆豪くんが拭うように優しく私の頬を撫でると、ピリッという痛みがはしった。
段々と意識もはっきりしてきて、視界も定まってきた時だ。
私は周りの光景を見て目を疑った。
『......なに、これ』
爆豪「てめェの��個性��だろ」
植物のツルやら茎やらが電車の下に生え、美しく花を咲かせて車両が少し傾いている。
それは、紛れもなく私の個性だった。
いまだにツルを上に上にと伸ばしている様子は、まるで昔理科の授業で見た、早送り再生の植物の成長のようだ。
この感じからして電車自体を止めた、ということになる。
しかし、私自身もこんなのは初めて見る。
植物の成長速度からいい方向に個性が暴走した、としか考えつかなかった。
微かだが植物は呪力も帯びている。
私は自分の手をまじまじと見つめ、唖然とカメラを構えている周りの人達を見た。
爆豪くんは私たちに触れるのが一歩遅かったそうで、もし私の個性がこんな形で発動していないと男の子もろとも助かっていなかったらしい。
ありがとうと男の子の母親は泣いていた。
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ひよこ(プロフ) - 星雀さん» そのまま口角が一周するくらいまでニヤニヤしちゃってください！笑、読んでくださってありがとうございます！ (2月24日 0時) (
レス) id: e8e266fc43 (このIDを非表示/違反報告)
星雀(プロフ) - ニヤニヤしまくりで口角吹き飛んだんですけどどうすればいいですか！？(笑) (2月13日 17時) (レス) @page50 id: cb3ce32ba5 (このIDを非表示/違反報告)
ひよこ(プロフ) - 莉緒さん» なによりの言葉です、嬉しすぎます！ありがとうございます！ (1月27日 17時) (レス) id: a2bbe4e09f (このIDを非表示/違反報告)
莉緒(プロフ) - 見てます！！！めっちゃ楽しんで読んでます！！！ (1月27日 14時) (レス) @page50 id: ff1884054a (このIDを非表示/違反報告)
ひよこ(プロフ) - エリスさん» わざわざありがとうございます！！こんなに長くお待たせしてしまったのに、まだ見ていてくださっていて感激でしかありません！ありがとうございます...！ (1月26日 23時) (レス) id: 3fc035aadc (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ひよこ | 作成日時：2023年11月13日 14時
