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こんなに気分のいい朝はいつぶりだろう。
キラキラと輝く朝日が、やけに美しく神秘的に見えて思わず微笑んだ。
明日から夏休み、つまり今日で一旦学校に区切りがつく。
親も夏休み後半まで帰ってくることがないため、その間は自由に呪術師としての活動ができる。
こんなに最高なことはない。
私がやけに鼻歌混じりで登校してきたものだから、唯は珍しくニヤニヤしてそばに近寄ってきた。
姫野「ふ〜ん？あたしの知らない間に進展、あったのかな〜？」
唯が的外れで意味不明なことを言うものだから、私はキョトンと首を傾げてみせる。
『なんの？』
姫野「あー、つまんな。てっきり横暴野郎となんかあったのかと思ったじゃん」
『横暴野郎......あぁ、爆豪くん？なんかあったといえばそうだけど』
姫野「え！！やっぱりぃ〜！！あたし、あの子ならAを嫁に行かせてもいいかなって思ってた！」
私は、唯の言葉で全ての意味を理解した。
唯には悪いが、爆豪くんとはもう一生関わることがないだろうと思っている。
なので、嫁なんてものは死んでも来ない展開だろう。
唯は昔から��ソウイウ��、女子トークが好きだからなぁ、なんてため息混じりに笑った。
逆に私はあまり得意ではないけれど。
『一生ないよ、そんなこと』
その一言で理解したのか、それ以上唯は何も言わなかった。
ただ、何かを察したような顔をしたのが気がかりで、私はもう一度口を開こうとした。
その時だ。
『どうし＿＿＿』
姫野「......後悔してる顔、してるよ」
ない、そんなこと。
死んでも、後悔なんかありえない。
しかし、なぜかその確信は言葉として出なかった。
��後悔なんてしてないよ��と、心から言える気がしなかった。
自分のしたことは正しいと思っているはずなのに、心にはポカンと穴があいたような虚無感。
本当は気づいていた。
朝起きた時から。
キラキラと輝く朝日は、美しくて神秘的で、それでいて消えてしまいそうな儚さを感じた。
だから、目を離してはいけないと思った。
そう、分かっていた。
彼を突き放してしまえば、もう＿＿＿
「爆豪くん、今日休みなんだってね〜。推しがいない学校とか萎える〜」
クラスの爆豪推しの女子達が話していた会話に罪悪感と少しの寂しさを感じた。
同時に、爆豪くんという単語に聞き耳を立ててしまったことの事実に耐えられなくなり、私は思わず机に突っ伏した。
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ひよこ(プロフ) - 星雀さん» そのまま口角が一周するくらいまでニヤニヤしちゃってください！笑、読んでくださってありがとうございます！ (2月24日 0時) (
レス) id: e8e266fc43 (このIDを非表示/違反報告)
星雀(プロフ) - ニヤニヤしまくりで口角吹き飛んだんですけどどうすればいいですか！？(笑) (2月13日 17時) (レス) @page50 id: cb3ce32ba5 (このIDを非表示/違反報告)
ひよこ(プロフ) - 莉緒さん» なによりの言葉です、嬉しすぎます！ありがとうございます！ (1月27日 17時) (レス) id: a2bbe4e09f (このIDを非表示/違反報告)
莉緒(プロフ) - 見てます！！！めっちゃ楽しんで読んでます！！！ (1月27日 14時) (レス) @page50 id: ff1884054a (このIDを非表示/違反報告)
ひよこ(プロフ) - エリスさん» わざわざありがとうございます！！こんなに長くお待たせしてしまったのに、まだ見ていてくださっていて感激でしかありません！ありがとうございます...！ (1月26日 23時) (レス) id: 3fc035aadc (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ひよこ | 作成日時：2023年11月13日 14時
