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爆豪くんが帰っていって数時間経った。
静寂な空間に1人でいると、何もすることがなくて嫌でも色んなことを考えさせられる。
結果、やっぱり爆豪くんは私と一緒にいるべきではないと思う。
あっちはあくまでもヒーローを目指す立派な卵、いや雛鳥だ。
私なんかが近くにいれば、なにかの悪影響を及ぼすに違いない。
でも、彼はそう簡単に離れてくれないだろう。
たとえ私が何度ひどく突き放しても。
だから......。
もう終わりにしようって。
単独任務では危険性が上がる。
ただでさえ静岡という東京から離れた場所で単独任務をするというのに、おまけには上の連中に嫌われている。
今となってはラッキーだ。
今までも何度かあったが、私がついていく任務の時は少しレベルが高い呪霊がいたり、その場にいるはずのない特級がいたりした。
もう、終わろう。
死ぬ気で任務を受けて、死ねればラッキーだと思おう。
いや.....死にたい訳じゃない。
ただ、もう何かに没頭していないとやってられないから。
『な、ない......』
机をひっくり返す勢いでそこらを探してみても、私が探しているものは見つからない。
キッチン、冷蔵庫、自室、トイレ、お風呂場.....。
『学生証がない.....』
せっかく五条さんがくれたというのに、さっそく失くすなんてあり得ない話だ。
私はスマホをスワイプして��五条��という文字を大きく表示させた。
通話ボタンを押そうとしたが、私はスマホの電源を消してもう一度辺りを探してみた。
さすがにそこまで甘えるわけにはいかない。
何分、いや何十分も探した。
それでも学生証は見つかることはなかった。
五条さんパワーを使えば、任務に絶対必要というわけでもないだろう。
学生証はなくても今までやってきたように「五条さんから聞いてると思いますが、七瀬です」と顔パス可能だ。
任務に関してはなんの問題もない。
本当の問題は、私自身の意識の問題だ。
失くしたということは周りからすれば��それまでだった��ということになる。
失くすくらい大切ではなかった、そういう取り方もできるだろう。
ただ、それは周りだけでなく、むしろ周りよりもそれを自覚するのは自分だ。
現に今自分がひどく自覚しているように。
私は後片付けのことも考えず、無我夢中で小さなカードを探し続けた。
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ひよこ(プロフ) - 星雀さん» そのまま口角が一周するくらいまでニヤニヤしちゃってください！笑、読んでくださってありがとうございます！ (2月24日 0時) (
レス) id: e8e266fc43 (このIDを非表示/違反報告)
星雀(プロフ) - ニヤニヤしまくりで口角吹き飛んだんですけどどうすればいいですか！？(笑) (2月13日 17時) (レス) @page50 id: cb3ce32ba5 (このIDを非表示/違反報告)
ひよこ(プロフ) - 莉緒さん» なによりの言葉です、嬉しすぎます！ありがとうございます！ (1月27日 17時) (レス) id: a2bbe4e09f (このIDを非表示/違反報告)
莉緒(プロフ) - 見てます！！！めっちゃ楽しんで読んでます！！！ (1月27日 14時) (レス) @page50 id: ff1884054a (このIDを非表示/違反報告)
ひよこ(プロフ) - エリスさん» わざわざありがとうございます！！こんなに長くお待たせしてしまったのに、まだ見ていてくださっていて感激でしかありません！ありがとうございます...！ (1月26日 23時) (レス) id: 3fc035aadc (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ひよこ | 作成日時：2023年11月13日 14時
