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雄英高校は私が思っているより楽しい所だった。
普通科のみんなと普通の青春をして、JKライフを送る。
そんな毎日を過ごせる高校なのだ。
時間もあっという間に感じるほど楽しい毎日を送れている。
今日も1日が経つのが早く感じた。
気づけばもう満月の輝く夜で、少し夜風に当たりたくて静かに家を出た。
外に出てみると、ポカポカしている昼とは違って少し肌寒さを感じる。
丁度季節の変わり目を感じるような気候だった。
少し歩いて近場の公園に行ってみると、普段はこんな時間帯に誰もいないはずなのに、ブランコがギーっと動く音が聞こえる。
最近呪霊もよく見るし、またアイツらか。
なんて祓う気満々で公園につくと、そこにはパーカーを着た1人の男の子がいた。
フードをかぶっていたせいで顔は見えず、どんな子なのか、この辺りで見かける子なのかは分からなかったが私と同い年くらいの男の子だということは体格で分かった。
私は独りでブランコをゆっくりとこぐ男の子の前に立ちはだかり、静かに声をかけてみる。
『君、こんな時間に危ないよ？』
ゆっくりと上がった顔は、どこかで見覚えのあるものだった。
暗くてもよく分かる赤い瞳に、フードが少しずれているところから見えていた、電灯に照らされるクリーム色の髪の毛。
誰だっけ。思い出せない。
爆豪「てめェこそな」
ハッ、と笑ってもう一度下を向く男の子の声で思い出した。
そうだ、爆豪勝己だ。
体育祭はもちろん、色々なところで名前をよく聞くし、なんなら特徴も聞いたりするものだからピンときた。
凶暴な性格だと聞いているが、彼はよくモテるのだ。
私は静かに爆豪くんの隣のブランコに腰を下ろして頬杖をつき、ひとりでに輝く満月を見上げた。
『悩み事？』
爆豪「まぁな」
『へぇ....じゃあ、恋愛系？』
爆豪「ちげェ」
『人間関係？』
爆豪「ちげェ」
うーん、と思いつくジャンルを口にしてみるものの、全て外れてしまったどころか鼻で笑われる始末。
なんだ、君そんな顔できるんだね。
暗くてよく分からないものの、電灯が少し照らす爆豪くんの顔は、いたって普通の少年という顔だった。
私は体育祭くらいでしか爆豪くんのことを見ていないが、あれは衝撃的だったから顔はよく覚えている。
『分かんないなぁ...教えて？』
少し首を傾げて大袈裟にお願いしてみると、爆豪くんはめんどくさそうにため息をついた。
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ひよこ(プロフ) - 星雀さん» そのまま口角が一周するくらいまでニヤニヤしちゃってください！笑、読んでくださってありがとうございます！ (2月24日 0時) (
レス) id: e8e266fc43 (このIDを非表示/違反報告)
星雀(プロフ) - ニヤニヤしまくりで口角吹き飛んだんですけどどうすればいいですか！？(笑) (2月13日 17時) (レス) @page50 id: cb3ce32ba5 (このIDを非表示/違反報告)
ひよこ(プロフ) - 莉緒さん» なによりの言葉です、嬉しすぎます！ありがとうございます！ (1月27日 17時) (レス) id: a2bbe4e09f (このIDを非表示/違反報告)
莉緒(プロフ) - 見てます！！！めっちゃ楽しんで読んでます！！！ (1月27日 14時) (レス) @page50 id: ff1884054a (このIDを非表示/違反報告)
ひよこ(プロフ) - エリスさん» わざわざありがとうございます！！こんなに長くお待たせしてしまったのに、まだ見ていてくださっていて感激でしかありません！ありがとうございます...！ (1月26日 23時) (レス) id: 3fc035aadc (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ひよこ | 作成日時：2023年11月13日 14時
