■"EP.7 ページ8
･
“46m”
緑谷くんの手を見つめていた時、そんな無機質な声で現実に戻される。
あれ…？
何か凄い出来る感じ出てたけど、特に普通の記録だった。
私の気の所為…？
そう思ったが、明らかに目の前にいる先生の様子が先程とは違う
「個性を消した」
宙に浮いてる布
逆立っている髪の毛
本当にあれ、無気力な先生？
何か目が光ってますけども。
「個性を…消した…？」
絶望的な顔をして、呟く緑谷くん
そうだった
さっき、先生“個性を消した”とか意味不明なこと言ってたんだった
「ぁ…抹消ヒーロー イレイザー･ヘッド！」
何か分かったのか
相澤先生の方を指さしながら言う緑谷くん
誰？とザワザワしている周りだったが、私はその名に聞き覚えがあった。
おいおい、マジかよ
まさか、あのイレイザー･ヘッドが担任だなんて聞いてないよ
2人の顔は良く見えないし、聞こえもしないが何やら話している様子だった
「計測は2回だ
時間の無駄だ、早くしろ」
話が終わったのか
緑谷くんの傍から離れ、元いた位置に戻る先生
緑谷くんに関しては、先程と同じようにブツブツ呟いてる
そして、再び決意したような顔付きになり数歩後ろに下がった
頑張れ、緑谷くん。
心の中でそう応援した時だった。
瞬間、大きく振りかぶった緑谷くんの人差し指が光った
と、同時に凄い風を巻き込みながら飛んでいくボール
『へ…？』
それを見て、すぐに歓声があがった。
おいおい、マジかよ。
こんな凄い個性持ってたくせに、何で今まで使わなかったわけ？
「先生…
まだ…動けます…！」
呆気に取られてる私たちを他所に、拳を握りながらそういう緑谷くんの人差し指は、赤く腫れていた。
腫れている…？
そういえば、初めの時は右腕全体が光っていた。
でも、今は人差し指を中心に光っておりその人差し指が現在腫れている。
どういう事だ？
「やっとヒーローらしいよ！」
「指が腫れ上がってるぞ！
入試の時と言い、おかしな個性だな」
「どういう事だ！
訳を言え！デク！てめぇ！」
後ろでそんな事を言ってる声が聞こえてきたが、そんな事をどうでも良かった
あれは、どういう個性だ？
･
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 164人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
デンプン。(プロフ) - 遙日さん» 遙日様 とっても嬉しいコメントありがとうございます！！ 夢主ちゃんのキャラ、気に入って頂けたようで嬉しいです！ 更新頑張りますね！まだまだ序盤ですがこれからもお読み頂けたら嬉しいです！ 素敵なコメントありがとうございます (12月11日 4時) (
レス) id: 3b740f393c (このIDを非表示/違反報告)
遙日 - 夢主ちゃんの感じとか、すごく好きです！これからのお話の展開が楽しみです！更新頑張ってください！応援してます((>_<)！ (12月9日 23時) (レス) @page22 id: 1d5186d721 (このIDを非表示/違反報告)
デンプン。(プロフ) - ゆずなさん» ゆずなさま 素敵なコメントありがとうございます！とても嬉しいです！更新頑張りますね！ (11月11日 3時) (レス) id: 3b740f393c (このIDを非表示/違反報告)
ゆずな - この作品めっちゃ好きです！続き待ってます( *´꒳`* ) (11月10日 19時) (レス) @page2 id: f39121074c (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：デンプン。
| 作成日時：2023年11月9日 12時
