No.195 プランA ページ8
*美染 side*
峰田くんの活躍もありつつ、私たちは植物プラントを抜けて120階の通路まで来ていた。
100階を超えてからシャッターが開きっぱなしになっていることに対して、みんなは誘い込まれているのだと推測していた。
それでも、足を止めるわけにはいかない。
そんな思いで130階まで上がってきた私たちの目の前に、ついに罠が現れた。
「なんて数なん……！」
最上階への通り道であるフロアを覗き込んだ麗日さんが言う“数”とは、警備マシンのことだ。
「やはり相手は閉じ込めるのではなく、捕らえることに方針を変えたか」
「きっと僕たちが雄英生であることを知ったんだと思う」
息を
「でも、そうなることはこちらも予想済みですわ」
八百万さんが"個性"で巨大なシートを創り出したのを合図に、私たちはプランA実行に移った。
プランAとは、私たちが絶縁シートで身を守り、その間に上鳴くんが"個性"で警備マシンを再起不能にするというものだった。
飯田くんが"個性"を活かして思いっきり上鳴くんを放り投げ、上鳴くんが盛大に放電する。
しかし、130万ボルトをくらった警備マシンはそれを防御してしのいだ。
「チッ、なら200万ボルトォォ！！！」
さらに電圧を上げた上鳴くんだったが、放電のしすぎで体育祭の時のようにアホになってしまった。
絶縁シートの中でその様子を見ていた耳郎さんが、呆れたように頭を抱える。
「でもおかげで、警備マシンを止めることが……」
ホッとして絶縁シートから出ていく緑谷くんたちに、寧人が「ちょっと待った」と声をかける。
「よく見てみなよ。あのロボットたち……まだ動くよ」
「え……」
緑谷くんが警備マシンのほうに視線を向けると同時に、寧人の言った通りそれらは再び動き出した。
そして、その内の数台が、座り込んでいる上鳴くんをワイヤーで拘束してしまったのだ。
「上鳴！」
「頑丈すぎだろ……！」
耳郎さんと峰田くんの声をよそに、寧人はボソリと呟く。
「塩崎に瞬殺された奴だから、元々期待はしてなかったけどね」
「寧人……;;」
またもや攻撃的な発言に呆れたが、A組の面々には聞こえなかったようなので仕方なく見逃すことにした。
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空文 晴霧(プロフ) - まいねーむいずオタッキーちゃん！さん» B組好き切実に増えてほしいですね！！(ちなみにハイキューも好きです(笑)) (2022年11月24日 7時) (
レス) id: 623713d1fa (このIDを非表示/違反報告)
まいねーむいずオタッキーちゃん！ - Ｂ組の皆...惚れてまうやろ！(別アニメ←ハイキュー!!) (2022年11月24日 6時) (レス) @page46 id: 78bf642dad (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：空文 晴霧 | 作成日時：2021年11月12日 23時
