No.232 改めての幸せ ページ46
*美染 side*
怪我をするというトラブルがありつつも、なんとか無事にカレーを作り終えることができた。
みんなで作ったカレーを頬張りながら、なんとなく周りを見渡してみる。
「んっ、なかなか美味いなこれ！」
「うめーーー！！！！」
「うわっ、ちょ、食いながら喋んなよ鉄哲！」
「きのこが入ってたらもっと最高だっタケど！」
「なら今度は、もっといろいろ入れて作ってみる？ こんなふうに、クラスみんなでさ♪」
「カレーパーティーデスカ？ 楽しそうデース！」
「良いじゃん。確か、隠し味にチョコ入れるってのもあるらしいし……美染が気に入るかも。って……美染？」
隣に座っていた一佳に声をかけられ、ハッと我に返る。
「さっきから大人しいけど、どうしたの？ 全然食べてないし……」
「具合悪いノコ？」
反対隣に座っている希乃子に心配され、私は慌てて答える。
「あ、えっと…違くて……。私…こんなふうに、クラスメイトと遠出したり、一緒に何かしたりしたことが無くて…だから、すごく楽しいなって……。改めて、私……このクラスに入れて良かったなって、考えてた。そしたらなんか、すっごく幸せな気持ちになって…ボーッとしちゃって……」
たどたどしく話すと、先ほどまで談笑していたみんなが黙りこくっていることに気付いた。
「あっ……ご、ごめん。いきなり、変なこと言っちゃって……」
慌ててそう言うと、みんなはどういうわけか頭を抱えたり顔を手で覆ったりして深々と息を吐いた。
「あ、あの……？」
「いやもうホント、その言葉をそっくり返したいっていうか……」
両手で顔を覆って小声でそんなことを言う硬成に続き、一佳がニッコリと笑って告げる。
「つまりね。私らも、美染がこのクラスに来てくれて良かったってこと」
一佳の言葉を聞いて、みんなの顔を見回す。
みんな、優しい顔で私を見つめていて……それだけで、みんなの気持ちは痛いほど伝わってきた。
「……うん、ありがとう」
一言そう告げてカレーを口にする私を見て、みんなは
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空文 晴霧(プロフ) - まいねーむいずオタッキーちゃん！さん» B組好き切実に増えてほしいですね！！(ちなみにハイキューも好きです(笑)) (2022年11月24日 7時) (
レス) id: 623713d1fa (このIDを非表示/違反報告)
まいねーむいずオタッキーちゃん！ - Ｂ組の皆...惚れてまうやろ！(別アニメ←ハイキュー!!) (2022年11月24日 6時) (レス) @page46 id: 78bf642dad (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：空文 晴霧 | 作成日時：2021年11月12日 23時
