No.225 突撃、男子部屋！ ページ39
*美染 side*
A組の後にお風呂に入り、私たち女子組は男子組の大部屋に遊びに行くことにした。
「おーい野郎共〜！ むさ苦しい地獄の空間に、カワイイJKが来てやったよー！」
スパァンッ！！と容赦無く襖を開け放ちながら堂々と告げる切奈に、男子組の一部が「キャアアアアア！！！」と甲高い声で叫んだ。
「おまっ、男の部屋に確認も無しに入る女子がいるかよ！！」
「小さいことで騒いでんじゃねーよ。乙女か」
叫んだ男子の一人である硬成の訴えを、切奈が無慈悲にバッサリと切り捨てながら中へと入っていった。
それに続き、私たちもぞろぞろとお邪魔する。
「へー、男子の大部屋はこんな感じなんだ」
「広いけど……人数が多いせいで、そうでもないように見えるノコ！」
「正直だね、希乃子……」
あっけらかんと告げる希乃子に軽くツッコみつつ、改めて大部屋を見渡す。
「そう言う君たちのせいで余計に狭くなるんだけど？ ていうか、髪くらい乾かしてから来てくれないかなぁ!?」
「えー、いいじゃん別に♪ てか、あんたらが乾かしてくれてもいーんだけど？」
文句を言う寧人に切奈が悪戯っぽくそんなことを言うと、寧人は「ハァ〜？？」と
「君たちは高校生にもなって自分の髪を乾かすこともできないのかなぁ!? まったく、先が思いやられるよ！！ しょうがないなぁ！！」
ひとしきり煽ったかと思うと、寧人は途端にスッと真顔になって言った。
「おいで、薬使」
「え……ホントにやるの？」
突然名指しされて困惑する私をよそに、女子たちは何とも言えない目を寧人に向ける。
「ここで迷わず美染を指名する辺り……ねぇ？」
「もはや隠す気無くない？」
「I・アイランドの一件以来、振りきれたなあいつ……」
「物間ずるいノコー！！」
切奈、レイ子、一佳の順で冷静に
そんな希乃子を無視し、寧人はいそいそとドライヤーの準備をするのだった。
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空文 晴霧(プロフ) - まいねーむいずオタッキーちゃん！さん» B組好き切実に増えてほしいですね！！(ちなみにハイキューも好きです(笑)) (2022年11月24日 7時) (
レス) id: 623713d1fa (このIDを非表示/違反報告)
まいねーむいずオタッキーちゃん！ - Ｂ組の皆...惚れてまうやろ！(別アニメ←ハイキュー!!) (2022年11月24日 6時) (レス) @page46 id: 78bf642dad (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：空文 晴霧 | 作成日時：2021年11月12日 23時
