No.191 小さなヒーロー+2 ページ4
*緑谷 side*
状況を把握した僕たちは、いろいろと話し合った結果、
「行きましょう、みんなを救けに！」
自分も協力すると申し出てくれたメリッサさんに向かってそう言った、その時だった。
「話は聞かせてもらったよォ!? A組諸君！！」
「いっ!? 物間くん……！ と……」
「薬使さん！」
ギョッとして声を漏らす僕に続き、麗日さんも声を上げる。
「トラブルメーカーもここまでくると笑えてくるねぇ!? 自らトラブルに突っ込んでいくなんて、どうかしてるとしか思えないよ！！」
「なっ、何だよ。茶化しに来ただけなら、大人しくガタガタ震えて待っとけっての！」
不愉快そうに言い返す上鳴くんに、物間くんは急に冷静になって「まぁ待ちなよ」と告げる。
「僕は、君たちの行動が心の底から理解できない。それは事実さ。けど……
そんなことを言ったかと思うと、物間くんは隣に居る薬使さんを
「薬使……さん？」
ゆっくりと視線を向けると、彼女は真っ直ぐな瞳で僕たちを見据えた。
「……私も、手伝い…たい。何か、できることがあるなら……じっとなんてしてられない、から」
その言葉に確固たる決意を感じ、僕は迷わず頷いた。
「うん……わかった。一緒に行こう、薬使さん」
こくりと頷く薬使さんに笑みを向けてから、僕は物間くんのほうを見やる。
「ええっと、それで……物間くんも、一緒に？」
「不本意ながらね……。僕だって君たちなんかと一緒に行動したくはないけど、仕方ないだろう。大事なクラスメイトをほうっておくわけにはいかない」
物間くん……
「よし……じゃあ、みんなで行こう！」
改めてみんなの顔を見回し、僕は気を引き締めてそう言った。
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空文 晴霧(プロフ) - まいねーむいずオタッキーちゃん！さん» B組好き切実に増えてほしいですね！！(ちなみにハイキューも好きです(笑)) (2022年11月24日 7時) (
レス) id: 623713d1fa (このIDを非表示/違反報告)
まいねーむいずオタッキーちゃん！ - Ｂ組の皆...惚れてまうやろ！(別アニメ←ハイキュー!!) (2022年11月24日 6時) (レス) @page46 id: 78bf642dad (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：空文 晴霧 | 作成日時：2021年11月12日 23時
