No.213 師匠のお言葉 ページ27
*美染 side*
寧人がお医者さんを呼んできてくれて、いろいろと診察された後。
病室にやって来たのは、シャッフルハート――舞子さんだった。
「やっと気が付いたのね。まったく、お寝坊さんなんだから」
「すみません、ご心配おかけしました……」
「ええ、それはもうすっご〜く心配しましたとも！」
舞子さん、怒ってるなこれは……。
「物間くん、ちょっと二人にしてくれるかな？」
「はい。ちょうど、クラスメイトたちに連絡もしたいので」
そう言って寧人が出ていき、病室には私と舞子さんの二人だけになる。
「あのね、美染ちゃん。私、今ものすごく怒ってるの。わかる？」
「はい……」
口調こそ普段と変わらないものの、その顔は真剣そのもので。
私は、その威圧感に萎縮するしかなかった。
「確かに、とんでもない状況に巻き込まれたっていうのもあるし、ある程度は大目に見たい気持ちもあるんだけど……やっぱり、ここまで無茶したのは看過できないよ」
プロからのお
「貴女の無茶で、物間くんやクラスメイトたちがどれだけ貴女のこと心配したかわかってる？ こんなこと、何度もあっちゃダメなんだから」
「はい……私も、みんなに心配かけるのは嫌です。でも……」
グッと拳を握り締め、私は舞子さんの目を真っ直ぐ見つめて告げる。
「私は……私の行動が間違っていたとは、一切思っていません。危機的状況の中で、自分にできることを精一杯やったと……自負、してます」
こんなことを言うとさらに怒らせてしまうかもしれないと思ったが、それでも言わずにはいられなかった。
恐る恐る反応を待っていると、舞子さんは深く溜め息をついて苦笑をこぼした。
「……うん、貴女ならそう言うと思った。それでこそ、私の弟子ってものだよね」
予想外の反応に戸惑う私の頭を、舞子さんはわしゃわしゃと撫でる。
「その心意気はね、素敵だと思うの。でも、これからは周りに心配をかけないことも心がけてね。師匠からのアドバイスってことで！」
いつもの雰囲気に戻ってニコッと微笑む彼女に、私も小さく笑みを浮かべて頷いた。
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空文 晴霧(プロフ) - まいねーむいずオタッキーちゃん！さん» B組好き切実に増えてほしいですね！！(ちなみにハイキューも好きです(笑)) (2022年11月24日 7時) (
レス) id: 623713d1fa (このIDを非表示/違反報告)
まいねーむいずオタッキーちゃん！ - Ｂ組の皆...惚れてまうやろ！(別アニメ←ハイキュー!!) (2022年11月24日 6時) (レス) @page46 id: 78bf642dad (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：空文 晴霧 | 作成日時：2021年11月12日 23時
