No.200 似てる ページ13
*麗日 side*
「薬使さんっ、もうええって！ それ以上血を流したら……！」
「大丈夫、だから…麗日さんは、緑谷くんたちのほうに集中してて……」
私がどれだけ声をかけても、薬使さんは手を止めなかった。
もう、彼女の足もかなり真っ赤に染まってきた。見ているだけで痛々しい。
それでも彼女は……"個性"を使うのを、決してやめなかった。
そのボロボロの姿が、なんとなく……デクくんと、重なって。
だからというわけでもないけれど、余計に心配になってしまう。
二人とも、似てるんだ。人のために"個性"を使って、そのせいですごくボロボロになるのに……大丈夫だと言って、無理してしまうとこが。
「薬使さんっ……！」
一斉にジャンプしてきた警備マシンに、薬使さんがまた自分の足を切ろうとした―――その瞬間。
突然横から飛び出してきた爆豪くんが、思いっきり警備マシンを爆破したのだ。
「かっちゃん！！」
「爆豪くん!?」
デクくんと揃って声を上げている間に、今度は巨大な氷の波が警備マシンを飲み込んでいく。
見ると、轟くんと切島くんがこちらに駆け寄ってきていた。
「怪我は
「わ、私は平気だけど…薬使さんが……！」
駆け寄ってきてくれた轟くんに答えると、私の前に立っていた薬使さんがふらつき、その場に倒れ込んでしまった。
「薬使さんっ！！」
慌ててしゃがみ込んで様子を見ると、意識はあるようだったがひどく青白い顔をしていた。
「血を流しすぎたんだな……。麗日、薬使のこと頼む。警備マシンは任せろ」
「うん、お願い」
轟くんが警備マシンに向かっていくのを見届け、私は薬使さんの手をそっと握る。
「薬使さん……ありがとう。もう大丈夫だよ。みんな、来てくれたから」
「……良かっ、た…怪我、無くて……」
小さく微笑んでそんなことを口にする薬使さんに、私は
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空文 晴霧(プロフ) - まいねーむいずオタッキーちゃん！さん» B組好き切実に増えてほしいですね！！(ちなみにハイキューも好きです(笑)) (2022年11月24日 7時) (
レス) id: 623713d1fa (このIDを非表示/違反報告)
まいねーむいずオタッキーちゃん！ - Ｂ組の皆...惚れてまうやろ！(別アニメ←ハイキュー!!) (2022年11月24日 6時) (レス) @page46 id: 78bf642dad (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：空文 晴霧 | 作成日時：2021年11月12日 23時
