No.90 パトロール開始 ページ45
*美染 side*
「失礼します」
保須市に位置するシャッフルハート小事務所に辿り着き、そっと入り口のドアを開ける。
その中には、シャッフルハート本人とサイドキック数人が居た。
「あらあらあらっ！ 本当に来てくれたのね〜！」
奥の椅子に座っていたシャッフルハートが、私に気付いて駆け寄ってくる。
「歓迎するよ雄英生！ 改めましてっ、私はシャッフルハート！ 職場体験中はこの保須事務所を中心に活動していくから、そのつもりでよろしくね！」
「よろしくお願いします。薬使美染です。ヒーロー名は、メディスクイーンです」
「うんうんっ、良い名前だね！ それじゃあ手始めに、パトロール行ってみよう！」
というわけで、コスチュームに着替えた私はシャッフルハートと共にパトロールに向かった。
ー＊ー＊ー＊ー
「あの……質問、いいですか」
「うんうんっ、何でも聞いて？」
保須の街を歩きながら、私はシャッフルハートに尋ねる。
「どうしてこのタイミングで、保須事務所のほうに来たんですか？」
「ん〜、どうしてだと思う？」
質問返しをされたことに少し戸惑いつつ、私は可能性としてずっと考えていたことをポツリと口にする。
「ヒーロー殺しが、この街に現れた……から？」
「ビンゴビンゴ！ さっすが雄英生！ その通りだよ〜！」
ポンポンと私の頭を軽く叩き、シャッフルハートは続ける。
「ヒーロー殺しに襲われたヒーローを救けることができるかもって考えてね！ まだこの街では一人しか襲われてないから、ヒーロー殺しはここに居座ってるんじゃないかと読んだってわけ！」
「やっぱり、そういうことだったんですね……」
でも……もし本当にヒーロー殺し絡みの事件に関わることができれば、それはそれで良い体験になるかもしれない。
「あらあら？ ねぇねぇメディスちゃん。あそこの子、もしかして同じ雄英生じゃない？」
「え？」
シャッフルハートの言葉に顔を上げると、顔までコスチュームで覆った高校生くらいの男の子が見えた。その横には、プロのヒーローも居る。
顔は見えないけど、あのコスチュームの形は…インゲニウムをリスペクトしてる……？
と、いうことは―――。
「飯田……くん？」
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空文 晴霧(プロフ) - うり太郎さん» 何回目だろうと大歓迎です！ ありがとうございますm(_ _)m 物間くん良いですよね！！！ うちの美染ちゃんは強い子です(笑) (2021年10月6日 23時) (
レス) id: 623713d1fa (このIDを非表示/違反報告)
うり太郎(プロフ) - 物間、カッコイイぞ!って思ったら･･･美染ちゃん強え。続き毎回めっちゃ気になります!この作品はもっと伸びるべき!!因みに私、物間推しなのでくっついてくれるとウレチイ|´-`)ﾁﾗｯ2回目のコメント失礼しました!これからもニマニマしながら読ませて頂きます! (2021年10月6日 12時) (レス) id: ccbe99882f (このIDを非表示/違反報告)
空文 晴霧(プロフ) - しゃけふれーくさん» ありがとうございますー！ もう無いなら自分で書いちゃえと思って書き始めました(笑) これからも応援よろしくお願いします！ (2021年9月6日 20時) (レス) id: 623713d1fa (このIDを非表示/違反報告)
しゃけふれーく - コメント失礼します！！B組の小説があまり無かったので本当に嬉しいです！！これからも頑張って下さい！応援しています！！ (2021年9月6日 20時) (レス) id: 60a68be70d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：空文 晴霧 | 作成日時：2021年9月5日 15時
