No.96 他と比べて緩い試験 ページ48
全力とまではいかないが、カメラを壊す程度にはやった
その結果がこれだ
まるで災害でも起こったかのような有様だ
織田「……すごい威力だな。本気か？」
『違う。てか本気出したらどうなるか、私にもわからん』
織田「そうか。まぁこれで付近のカメラは全て壊れた」
『…おい、何故カメラを壊す必要がある？どこかで他の教師が見てるはずだろ？』
織田「他の教師に見られちゃ、後がうるさいからな」
『……？』
真面目に試験監督をする気があるのか
と、思いもしたが、正直今の状況の方が有難い気もする
何せ個性としてじゃなく、異能力者として、今ここに立っているんだから
織田「さて、ここからは俺達の自由だ」
『このままゴールさせてくれんのか？』
織田「いいや。ゴールまでの道のり、色々と見させてもらう。
まずは……身体の重力を操って、あそこのビルの屋上まで行ってみろ。10秒だ」
『わかった』
10秒、なんてことない制限時間だ
自分の身体を軽くする
あっという間に、指定のビルの屋上まで行く
降りてこいと言われ、すぐに戻る
織田「前と変わらず、ってとこか」
『手前、私の前をマトモに知らねえだろ』
織田「それもそうだ。すまなかった」
『あのなぁ……』
織田「気を取り直して次に行くぞ」
『時間はまだあるだろ』
織田「早々に終わりたいだろ？」
『それもそうだが……』
こいつの前をマトモに知らないのは私も同じ
それからは、小規模だったり大規模だったり
要は重力操作をどれくらい扱えるか
いかに自分のものとしているのか
人に害のある使い方はしてないか
そんな調子で進んで行けば、ゴールまであと少しになった
織田「……お前本当にヒーロー目指してるんだな」
『手前はプロヒーローじゃねえのかよ』
織田「俺は…。…免許はとったが、ヒーロー活動にあまり興味はなくてな」
『じゃあ何で免許を……』
織田「これがあると色々と便利でな」
『便利、』
何が、と聞く前に、織田作は遮るように言った
他に比べて緩い試験の最後を飾るには相応しいと言った
織田「相澤や他の教師から話は聞いてる。制御できるように頑張ってるんだってな」
『何を……』
織田「最後だ。汚濁を発動しろ」
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イル - 中也って、銃弾も重力で止めて効かないから、ナイフとか物理攻撃効かないと思うんだけど…… (2020年6月23日 15時) (
レス) id: d450337b18 (このIDを非表示/違反報告)
パズル - 次が、気になります！更新頑張ってください (2017年9月10日 11時) (レス) id: 2ae03b731c (このIDを非表示/違反報告)
マーリン - 楽しみに待ちます！頑張ってください！ (2017年9月7日 20時) (レス) id: df7ca10867 (このIDを非表示/違反報告)
みゅな(プロフ) - 弱虫道化師さん» お返事ありがとうございますm(__)mこれからも、本編の方も番外編の方も更新楽しみにしています！！陰ながらではありますが、応援しています！！ (2017年9月3日 2時) (レス) id: 8e4bf58602 (このIDを非表示/違反報告)
弱虫道化師(プロフ) - みゅなさん» 番外編での話はifと捉えてください。わかりづらくて申し訳ありません。 (2017年9月2日 19時) (レス) id: 8f390e1034 (このIDを非表示/違反報告)
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