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ハナミズキ ページ47

夕方の公園でぽつりと待たされているのは仕事終わりの私だ。
今日の6時、お前の家から近い公園なと指定されたのにも関わらずその指定した人が遅刻とは。
夕日も沈みかけ、公園にだって人はもうまばらだ。
遊んでいた子供たちは帰っていく。帰る家へと。
ああ、今日はちょっと仕事でミスが重なったせいでネガティブになってしまう。
私に、帰る家など、と考えていたところで
後ろから待たせた本人の声がする、と同時に
ふわり、私の腕に花束が降ってくる。

松「ほらよ。」

「わっ、え、なにこれ、ハナミズキ?」

松「待たせて悪かったな、ってまた良くないこと考えてたな?
ったく、そういう顔も考えも俺がいる所でしろ。
じゃねーと慰めらんねぇぞ?」

絶対謝る気などないし悪いとも思ってなさそうにけれど私の表情に残された寂しさを察してくれる。
そういう所が怒れない原因だと彼は知ってはいないだろう。
無自覚がいちばん厄介だ。

「ん、ありがとう、でもなんでまた…」

赤、白、ピンク、と並べられるように
花束にされたハナミズキを持って歩いていた陣平を想像するとだいぶ笑える。
その真っ黒なスーツで、サングラスで、これを?

松「伝えたいことがあったから。
花言葉なんて遠回しは好きじゃねぇが、
Aは好きそうだからな、最初で最後だ。
A、好きだ、誰よりも。」

真っ直ぐな告白に思わず顔が熱くなる。
遠回しは好きじゃないとキッパリと言った
陣平はさすが男らしいとしか言えない。
サングラスを外し、胸ポケットに突っ込んだ陣平は何も言わない私を気にせず言葉を続ける。









松「花言葉は、私の思いを受けてください、逆境にも耐える愛、私があなたに興味ないとでも?」

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Hrry(プロフ) - ほのかさん» 幸せにします!絶対!ありがとうございます!! (2019年10月19日 19時) (レス) id: 94eb334c47 (このIDを非表示/違反報告)
ほのか - 夢主さん、頑張って!胸がギュってなるぅ・・・。凄く切なくなるけど、幸せなラストを待ってます!Hrryさん、頑張ってください! (2019年10月16日 22時) (レス) id: 949a14dbde (このIDを非表示/違反報告)
Hrry(プロフ) - 頑張ります!!今から分岐に向けてラストスパートです!!! (2019年10月16日 17時) (レス) id: 94eb334c47 (このIDを非表示/違反報告)
ぽこぽん(プロフ) - 続編来ましたね!!Hrryさんの小説、大好きです!此れからも楽しみにしてます!無理しない程度で頑張って下さいね♪v(*'-^*)^☆ (2019年10月13日 21時) (レス) id: b37f06fbda (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:Hrry | 作成日時:2019年10月13日 15時

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