けーぶほ。 ページ13
萩｢ねぇ、もうそろそろ良くない？｣
拝啓 過去の私。
研二さんを無視するのは程々に。
いくら飲み会で研二さんが私は処女であると
ポロッとこぼしたからって2週間も無視したら
自分がめんどくさい事になるのだ。やめておけ。
そんな手紙が過去に送れるならば是非とも送りたい。
一日の仕事が終わり、みんなよりも少し早めに
帰宅しようとした、のに。
いきなり目の前に現れた研二さんに資料室の
一室に連れ込まれ挙句に壁ドンという
少女漫画の典型的な胸きゅんパターンを
くらわせられている。
いきなり怒った顔で資料室に連れ込まれた時は
殴られるんじゃないかと違う意味で胸がキュンとした。
どっちかといえばヒュんかもしれない。
萩｢確かにからかいすぎたし、口滑っちゃったのは悪いんだけど…
もうA不足すぎて死にそうなんだけど。
避けないって言ったくせに無視してんじゃん。｣
｢…ごめんね、研二さん｣
やりすぎたという自覚は何日も前から
実はあった。
誰かになにかを言われたわけじゃないけれど
目に見えて落ち込んでいく研二さんをみて
何も思わなかったわけじゃない。
ここは素直に謝るべきであると判断して謝る。
意地を張っていたって何にもならないのだし。
萩｢研二って呼んで、抱きしめて｣
ムスッとした顔の研二さんは壁ドンというか
肘どん？をして私に近づけていた体をゆっくりと離して腕を広げる。
しかたないなぁ、と笑って腕の中へ飛び込めば
私よりも何倍も大きなそのからだと
私の腕よりもずっと長い腕で抱きとめられて
そのまま抱きしめられる。
｢研二、けんじ。｣
萩｢うん、うん、もっと。｣
もっともっとと強請る彼は子供のようで
少し可愛い。
いつもはかっこよくてイケメンなのに。
甘えたで可愛い彼も新鮮で素敵だ。
肩口に預けられた頭をぐりぐりと押し付けられるとサラサラで長い彼の髪の毛が私の首筋をくすぐる。
ちょっとやめて欲しいかな、と告げても
彼は辞める気は無い。
仕返しだ、俺は拗ねてるんだと言わんばかりの態度に可愛さが溢れる。
母性本能くすぐらるとはこんな感じなのかな
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Hrry(プロフ) - ほのかさん» 幸せにします！絶対！ありがとうございます！！ (2019年10月19日 19時) (
レス) id: 94eb334c47 (このIDを非表示/違反報告)
ほのか - 夢主さん、頑張って!胸がギュってなるぅ・・・。凄く切なくなるけど、幸せなラストを待ってます!Hrryさん、頑張ってください! (2019年10月16日 22時) (レス) id: 949a14dbde (このIDを非表示/違反報告)
Hrry(プロフ) - 頑張ります！！今から分岐に向けてラストスパートです！！！ (2019年10月16日 17時) (レス) id: 94eb334c47 (このIDを非表示/違反報告)
ぽこぽん(プロフ) - 続編来ましたね！！Hrryさんの小説、大好きです！此れからも楽しみにしてます！無理しない程度で頑張って下さいね♪v(*'-^*)^☆ (2019年10月13日 21時) (レス) id: b37f06fbda (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：Hrry | 作成日時：2019年10月13日 15時
