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上司として ページ12

場が凍る、とはまさにこの事か。
可愛らしい女の子が拗ねちゃった
というのをイメージしてやってみたらこのザマだ
すみませんね!かわいい女の子じゃなくて!!
シーンとした部署はものすごく居心地が悪い。
けれど言った手前取り消しなど出来ぬ。
どれほどの無言が流れただろうか
ぇぇぇ、と小さく漏らしたのは研二さんだった。

萩「えっ、えっ、わ、わんもあぷりーず。」

「ノー。」

萩「可愛すぎかよ、」

居た堪れぬ。
今すぐその口を閉じて欲しい。切実に。
そして反省してくれ。真剣に。猛烈に。
ぇぇーい、恥を晒すのならもういっそ
ものすごい恥を晒してしまえ!!と
思ったのはきっと熱のせいだと言うことにしておく。

「研二とはもう喋んないって決めたもん。
今更褒めたって許してあげない」

さっっっぶ!!
めっちゃ寒い!自分で言ってて鳥肌が!!
目の前の研二さんはなんだか幸せそうにしていて
私の必殺技の効果はなかったらしい。
いいや、もう。本当に無視してやろう。
陣平さんの方がなんだか落ち込んでる気がするのは気の所為だろう。うん。
もうこれ以上面倒なことにしたくない私は
話は終わり、班は如月班だ、二人とも。
席にもどれと早口で捲し立てて2人を戻した。

柳「で、どっちだ。」

「…まだ気にしてたんすか、どっちでもないですよ恋人なぞ私にはおりません。
私のような人間などをすきになる物好き早々居ませんよ」

あの二人以外には、と2人が戻っていく背中を見る。
最後の言葉は口には出さなかったが。
だって出したらまた面倒事になるのがみてとれる
安易に想像出来てしまうから。
この一件以来私は純粋で汚れを知らない如月警部補(笑)と呼ばれるようになった。
八つ当たりは研二さんに全て言ったとだけ言っておく。

けーぶほ。→←上司



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Hrry(プロフ) - ほのかさん» 幸せにします!絶対!ありがとうございます!! (2019年10月19日 19時) (レス) id: 94eb334c47 (このIDを非表示/違反報告)
ほのか - 夢主さん、頑張って!胸がギュってなるぅ・・・。凄く切なくなるけど、幸せなラストを待ってます!Hrryさん、頑張ってください! (2019年10月16日 22時) (レス) id: 949a14dbde (このIDを非表示/違反報告)
Hrry(プロフ) - 頑張ります!!今から分岐に向けてラストスパートです!!! (2019年10月16日 17時) (レス) id: 94eb334c47 (このIDを非表示/違反報告)
ぽこぽん(プロフ) - 続編来ましたね!!Hrryさんの小説、大好きです!此れからも楽しみにしてます!無理しない程度で頑張って下さいね♪v(*'-^*)^☆ (2019年10月13日 21時) (レス) id: b37f06fbda (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:Hrry | 作成日時:2019年10月13日 15時

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