後輩 ページ23
降｢別に構わないが、｣
そう言ってかけた松田への着信は3コールほどで
はい、と松田本人がでた。
いやまぁここで他人が出たら驚くが。
降｢何してたんだ？飲み会にも来ないで｣
お前、こういうハメ外し好きだろうと
問えば、言いずらそうにあーだのうーだのと。
無言の僕からの圧力に負けたように
散々唸ってからAといる、と言う。
スピーカーにして聞かせていた萩原達は
やはり、という顔をする。
降｢2人で何してるんだ、飲み会よりも大事か？｣
飲み会が大事とはどこのブラック企業か。
そんなツッコミを心の中で自分ですれば
同じようなことを思った松田もそう返す
降｢萩原も伊達もヒロも心配している｣
松｢…両親亡くしたあの日からA、
夜寝れないんだ、暗闇が怖いって。
だから昼時間もらって寝るようにしてて
夜外歩くのも怖がって無理なんだ
1人にしておくことも出来ねぇし｣
だからそっちにも行けねぇ、悪いな
そう謝った松田に思わず大きなため息が出る
降｢それは松田だけでどうにかなるのか？
1人で抱え込んでなんとかなるのか？
謝る必要は無いがそうでないなら頼ることくらい僕達は迷惑なんて思わないんだが｣
お前もAも1人で抱え込むくせを
どうにかしろ、と言えばまた謝罪する松田。
降｢その調子じゃお前もAもろくに
寝てないんじゃないか？毎日。
そんなんで仕事がつとまるのか？｣
松｢…俺は割と寝てる、夜に3時間ほどと
昼に三時間、十分だ、けどAは…
さほど寝れちゃあいない｣
降｢なんで黙ってた？僕らには関係ないか？
心配すると思わなかったか？
近くで見ていた萩原が分からないと思ったか？｣
松｢違ぇよ、全部違ぇ。言って解決したなら
Aのために言った
解決しねぇ問題があるから言わなかったんだ
…Aな、あの時そばに居た俺以外に今、
本音出せないんだよ、ニコニコ笑ってなんも
ないみたいに見せて、したくなくても
自然と体がそう動くんだってさ、分かんねぇけどそんな状態で俺以外が何が出来る？｣
泣ける場所も眠れる場所も俺しかない
誰かが代われないのなら仕方ないだろう
と続けた松田。
降｢そうとうだな、病院に行くか｣
松｢Aが嫌がって行きもしねぇよ｣
降｢黙って連れていけばいいだろう｣
松｢降谷、お前は頭がいいから分かるだろ？
もしそれをした時Aが俺らにどういう対応をするかくらい｣
そんなこと、言われなくてもわかるさ。
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Hrry(プロフ) - ほのかさん» 幸せにします！絶対！ありがとうございます！！ (2019年10月19日 19時) (
レス) id: 94eb334c47 (このIDを非表示/違反報告)
ほのか - 夢主さん、頑張って!胸がギュってなるぅ・・・。凄く切なくなるけど、幸せなラストを待ってます!Hrryさん、頑張ってください! (2019年10月16日 22時) (レス) id: 949a14dbde (このIDを非表示/違反報告)
Hrry(プロフ) - 頑張ります！！今から分岐に向けてラストスパートです！！！ (2019年10月16日 17時) (レス) id: 94eb334c47 (このIDを非表示/違反報告)
ぽこぽん(プロフ) - 続編来ましたね！！Hrryさんの小説、大好きです！此れからも楽しみにしてます！無理しない程度で頑張って下さいね♪v(*'-^*)^☆ (2019年10月13日 21時) (レス) id: b37f06fbda (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：Hrry | 作成日時：2019年10月13日 15時
