先輩 ページ22
お開きになった事情聴取は形を変えて
全員でお昼ご飯を食べる時間へと変わった
相変わらず通話は繋げられていて
ここには居ないけれど零さんとヒロさんが
いるみたいで嬉しかった。
諸｢なぁA｣
｢ふぁい？｣
もぐもぐと口を動かしながら返事をしたら
お行儀が悪い子ね、とふざけ半分の研二さんに
注意されたけれど気にせずにいたらペシっと
はたかれた。解せぬ。
諸｢萩原だけなのか？｣
今度ははたかれたくないからね。
飲み込んでから返事をしようとしたらそれを
待たずにヒロさんが続ける。
諸｢お前が甘えるの。｣
｢んんー？ちょっと何言ってるか理解出来ませんね
日本語でお願いしてもいいですか？｣
甘える、甘える、とは？
常々全員甘えさせてもらっている気がするし
飲み会でお金出さないのも多分甘えているし
こうして寂しいからなんて理由でお昼を
一緒にしてもらってるのも甘えてるし
学生時代からずっと勉強を教えてもらったり
先輩という立場なのは私なのに今だって
なにかと教えられてばかりだ。
先輩という立場だからこそ、タメ口に戻したり
頑張っているが根は彼らが先輩だという意識が抜けず時々敬語になるけれど。
諸｢抱き抱えられたり抱きしめたり、
そういうのは萩原じゃないとダメなのか？｣
ああ、甘えるってそっち。
理解はした、理解はね。うん、理解した。
けどそれはどんな意味合いで聞いているんですか。
ちょっと期待しますよ、ヒロさんから
抱きしめてもらえるかも、と。いいんですか
私のような女を抱きしめていいんですか
｢ええーと？｣
諸｢俺も、甘えられたいん、だけど？｣
｢ええもうよろこんで。｣
即答だ。
食い気味に答えた私に少しだけ笑って
じゃあ今度会った時な、としれっと次の
約束を立てた彼はやっぱり可愛い笑顔だ。
私より可愛いんじゃないか、嫁にしたい
と思ったのはここだけの秘密で。
松｢じゃあ俺も｣
｢ふぇ｣
しれっといつの間にか私の後ろを陣取っていた
陣平さんにお腹へと腕を回される。
こ、これは、あれですね、バックハグ！！
少女漫画でよく見るヤツ！
松｢どんな気持ちだ？｣
ドンナキモチ、とは。
｢耳元で喋らないでください。耳が死にます。
幸せで昇天しそうです。そして顔がいい！！｣
松｢ははっ、馬鹿だなお前｣
短く笑って頭を撫でた陣平さんは
私の肩口に頭を置いてまだクスクスと笑っている
かわいい。
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ぽくぽ(プロフ) - なんでだろ、先輩はかわいいでガチ泣きした‥‥設定好きです頑張ってください！ (2019年10月15日 0時) (
レス) id: 9044165cab (このIDを非表示/違反報告)
Hrry(プロフ) - ほのかさん» 頑張ります！萩原さんトップバッターですね(*'ヮ'*) (2019年10月13日 14時) (レス) id: 94eb334c47 (このIDを非表示/違反報告)
Hrry(プロフ) - ぽこぽんさん» ありがとうございます(´；ω；｀)その順番で書かせて頂きます！！ (2019年10月13日 14時) (レス) id: 94eb334c47 (このIDを非表示/違反報告)
ほのか - 私もその順番希望です!今から読めるのを楽しみにしてます♪頑張ってください! (2019年10月13日 11時) (レス) id: 949a14dbde (このIDを非表示/違反報告)
ぽこぽん(プロフ) - 萩原さん、松田さん、諸伏さんの順でどうでしょうか？私はそんな順番で読みたいですね！参考までにしていただければ嬉しいです！頑張って下さい！楽しみにしてます！ (2019年10月13日 8時) (レス) id: b37f06fbda (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：Hrry | 作成日時：2019年10月4日 19時
