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あたしの背中を押した人が、後ろ手で扉を閉めて入ってきた。
「へー、ずっと冷静やな。怖くないん?」
A「怖くは・・ないですかね」
「強がり言ってられるのも今のうちやで」
強がりじゃないんだけどな、とは口に出さない。
この状況で、相手がなにをするつもりなのか分からないほど、あたしは子どもじゃない。
現に、ジリジリと先輩たちがあたしとの距離を詰めている。
問題を起こしたくはないが、みすみす相手の思い通りになりたくもない。
「なんでここに呼び出されたか、分かる?」
A「・・なんとなくは。マネージャーやめろってことですかね」
「分かってるやん。どうするつもりなん?」
A「今はお試し期間中ですが、やりがいを感じてきたところでした。
そして今回ので・・・果然やる気になりましたね」
あたしは本来スポーツマン。
壁があるなら登りたくなるのは、宮くんたちだけではない。
「ほーん・・。ここで制服脱がされて、いろんなことされたとしても?」
A「うーん・・やれるなら、どうぞ?」
想定していた反応とはだいぶ違ったのだろう。
頭に血が上った様子の先輩方の目つきが変わった。
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智紀 りょう(プロフ) - 兵長大好き女子です!さん» わあぁぁぁコメントありがとうございます!めちゃくちゃ嬉しいです・・・( ;∀;) そのお言葉でさらにやる気になりました!またぜひ遊びにいらしてください! (2023年2月4日 9時) (レス) id: bd4269a656 (このIDを非表示/違反報告)
兵長大好き女子です!(プロフ) - はじめまして!最近こちらの小説を読ませていただいたのですが、もう本当にめちゃくちゃ面白いです!更新頻度も高くてびっくりしています!お忙しかったりするかと思いますが、これからも頑張って下さい!更新楽しみにしています!(^ ^) (2023年2月4日 1時) (レス) @page48 id: 5923052a3c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:智紀りょう | 作成日時:2023年1月30日 17時