【HQ自己満】トリップした先は宮城県立某烏野高等学校でした (ページ47)

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＃４７　翌日ページ47

風雅「いってきまーす！」

月島母「いってらっしゃい、風雅ちゃん。蛍」

月島「ん」

風雅「駄目だぞ蛍！ちゃんと親さんには挨拶かえさなきゃ！！」

ぶっきらぼうに返事を返すツッキー…じゃなくて、蛍に言うと、

本人は物凄く不満げにこちらをじっとりと見た。ちょっとびっくりしたが、すぐに言葉を続ける。

風雅「親に挨拶っていう当たり前の事が日頃の感謝にもなるんだぞ！！

蛍はもっと感情出さなきゃ！！塞ぎこんでるみたいで親さんだって心配しちゃうぞ！」

月島「アンタには関係ないでしょ」

風雅「あ、待て！！じゃ、今日のご飯楽しみにしてまーす！！」

笑いながら蛍の母に手を振ると、あちらも笑顔で振り返してくれた。

あぁ、いいな、、家族のこういう感じ。好きだなぁ。

山口「おはようツッキー！と、幸村も！」

風雅「はよーっす」

家から出て数分。山口と合流することに成功！

てっきり山口が家まで迎えに来てるのかな、って思ってたからちょっと意外かも・・

いや、普通待ち合わせとかなのか？分からん。

中学の頃も、小学生の頃も。ずっと周りが迎えに来てたからこういうの分かんないや。

月島「・・・」

山口「あ、ツッキーあのね」

隣で蛍と山口の会話がスタートした。こうなったら参加しない方がいいな、

と感じて無意識のうちに歩くスピードを緩めて後ろの方へと下がる。

斜め後ろからだけど、二人の背中を見ながら私はぼんやりとしていた。

男子の背中っておっきいなー、とか。

やっぱり蛍も山口も身長高いから、不便なところも多そうだなー、とか。

・・・・やっぱり、男の子なんだなー、とか。

山口「おーい幸村ってば！」

風雅「！」

山口「話聴いてる？俺さっきから話しかけてたんだけど・・」

風雅「え、あ、ごめん！！ちょっと考え事してて・・」

月島「・・・そんな後ろ下がって遠慮するくらいなら隣堂々と歩きなよ」

山口・風雅「「へ？」」

月島「・・・」

風雅「ちょ、ま、え、蛍。今デレた？デレてくれた？？」

山口「つつつつつ、ツッキーが俺以外の人にまともな対応した！？」

月島「黙れ山口」

風雅「山口、それは流石に失礼だと思った。俺も」

山口「あ、ごめんツッキー！と、幸村も！」

明るい道を歩きながら、蛍がちょっと心開いてる！？と期待する。

でもとりあえず山口の俺へのこの扱いをちょっと変えたいなーと思った。

～風雅room～
ツッキーなう！ツッキーなう！！ツッキーツッキーツッキーなう！！