【HQ自己満】トリップした先は宮城県立某烏野高等学校でした

＃４５　どういう気持ち？ ページ45

(影山side)

影山「・・・」

ポーン、ポーン。


ベッドに仰向けになりながら、ボールを両手で上げる。

これは癖というか何と言うか、俺が決まってやること。

何か気になってたりして物事に集中できなくなると、こうやってバレーボールを触っている。


・・不思議と、心が落ち着く。

やっぱり俺、バレーが好きだ。何よりも。

バレーをしてる間が、一番好きだ。コートの中は違う世界で、俺はそこにいる。

勉強の事も、家の事も、何も考えなくていい時間。

バレーの事にだけ、集中出来る特別な時間。




『ﾋﾟﾛﾝﾋﾟﾛﾝ♪』

ふと携帯から音が聞こえた。俺のメールの着信音。

こんな時間に誰だろう、と思いながら開いてみると『片谷』からだった。



・・・・・・・・・何だコイツ。

何が「寂しかった」だ。自分からそっちに行ったんじゃないか。

俺より、西谷さんを選んだのはそっちじゃないか。

とても胸糞悪い感じがした。








―――でも、どこかでアイツからのメールで、嫌われてはないのかなと安心している自分と、

その時抱いた感情を、俺はずっと気付かない振りをした。


とりあえず「おう」とだけ返信して、今日は寝ることにしよう。



「また明日」。





〜風雅room〜
更新遅くてごめんなさい！！！！！！
大丈夫だよ、ちゃんと萌ちゃんは愛されてるよ(；ω；)

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