54*入学祝い ページ5
少しだけ大人っぽいワンピースに着替えた。
髪も楽しそうなお母さんが巻いてくれた。
今夜は入学祝いとして月島家と共にホテルでの会食。
残念ながらアキちゃんは仕事の都合で来れないと電話をくれた。
タクシーで仙台駅前のホテルに来て、ロビーにはケイちゃんとおばさんの姿。
背が高いからすぐに見つけられる。
お互いがそれぞれのお母さんに成長したねなんて言われ、予約していた日本食のお店へ。
和室の部屋と飾られた花が素敵で、運ばれる料理もお魚、お肉ともに美味しくて満足。
*
｢これからはまた一緒にお出掛けしたりご飯食べたりしましょう｣
｢それじゃぁお母さん達はもう一軒寄っていくから気をつけて帰るのよ。｣
お母さんはお酒がとても好きです。昨日も飛雄のママと、今日は久しぶりの再会だからとケイちゃんママと。
本人が楽しそうだし節度は守ってるから娘は何も言わない。
｢入学祝いって言いつつ自分達が飲み歩く口実デショ。｣
｢そんな事言わずに。
和食美味しかったけどデザートがさっぱりし過ぎだったじゃない？ケーキ食べに行こ。｣
｢…まぁAが行きたいなら良いけど。｣
｢パル○行こパ○コ。美味しいカフェあるって先輩言ってたの。｣
このお店は矢巾さんの情報。
折角オシャレしてるからこのまま帰るの勿体ない。
仙台駅前だし○ルコでデザートタイム。
そっと腕を組めば嫌そうな顔に見下されてる。
｢こういう事は王様にして下さい｣
｢飛雄にもするけど…
ヒールがね正直歩きにくい。今転ばれてもケイちゃんも一緒に恥ずかしい思いするよ?!｣
｢…僕は他人のフリするんで。｣
｢絶対離さない…｣
結局腕を組んだままのカフェに入店。
ケイちゃんは押しに弱い。
嫌そうな顔しても腕を振り解こうとはしなくて、心の中で感謝した。
｢今日も部活？｣
｢うん。うちは月曜日休みがあるだけ。｣
｢休みあるんだ。僕のところは…って影山から聞いてるでしょ。｣
｢今の所休みなしだよね？ケイちゃん大丈夫？｣
｢まぁ…何とか。僕はそこまで部活に執心してる訳でもないから。｣
｢飛雄なんて部活の後自主連して、朝も早くから走ってるよ。本当バレー馬鹿。｣
運ばれた紅茶とショートケーキとフルーツのタルト。
紅茶に口を付ければ香りも味も良くて、温かさにホッとする。
｢よくあんなバレー馬鹿と付き合ってられるよね。
こう言う店来たりするの？｣
小馬鹿にしたような斜めの視線。
ケイちゃんだって察しているよね。
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lll - なんでセリフの、『うちのマネージャー』とかってセリフの『うち』を『家』にするんですか。 (2020年1月13日 0時) (
レス) id: a71a6c5cea (このIDを非表示/違反報告)
モカ(プロフ) - ふぃるさん» こんにちは。コメントありがとうございます！更新遅くてごめんなさい!!頑張るのでこれからもよろしくお願いします！ (2019年11月22日 7時) (レス) id: d3f4b94a5b (このIDを非表示/違反報告)
ふぃる(プロフ) - とても面白いです！更新大変だと思いますが頑張ってください！楽しみに待ってます！ (2019年11月21日 18時) (レス) id: 18bc544e11 (このIDを非表示/違反報告)
モカ(プロフ) - LaLaさん» 初めまして!コメありがとうございます。ハイキュー初で更新緊張してますが頑張ります！ (2019年10月18日 21時) (レス) id: d3f4b94a5b (このIDを非表示/違反報告)
LaLa(プロフ) - めっちゃめちゃこの話いいです！更新頑張ってください！ (2019年10月18日 7時) (レス) id: 753ee3afdd (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：モカ
| 作成日時：2019年10月17日 0時
