81*所有権 ページ32
飛雄と一緒の帰宅。
ずっと持っていた大きな袋にはケイちゃんに貰った服や今日買ったものが入っていたらしい。
｢いっぱい貰ったんだね。着てみてよ。｣
面倒くさがりながらも素直に着てくれるところがかわいい。
そしてジャージでも制服でもないオシャレな飛雄の完成…
｢…なんか言えよ｣
｢かわいい。｣
｢んぬん…｣
｢冗談。
背もあるしカッコイイから服似合うよ。｣
珍しく顔が真っ赤だ…
指摘はしないでおこう。本当クールイケメンとでも言うのか…モテるんだろうなぁ…
袋から出した服を畳んでいるときに目に付いたのは｢セッター魂｣と書かれたTシャツ。
学ランの中に着ていたのかな？外では着たくないけどちょっと可愛い。
｢飛雄見て。｣
制服から部屋着に自分も着替えたかったからそれを着て見せるとムッとしたような顔、はいつもの事か。
｢洗って返すから今日貸してて。
わかってたけど飛雄の服大きいね。｣
腕がスカスカでおしりまで隠れる。
飛雄の匂いがしてちょっとドキドキしてしまう…
気を取り直してクローゼットに自分の制服を片そうと立ち上がるも、後ろからぎゅっと抱き締められる。
｢飛雄？｣
首元に触れられ、驚きでヒュッとなる…
そんなのほんの序の口だった。
アゴに伸びて来た手により顔は飛雄の方に向けられ塞がれる。
それがどんどん深くなって、また、食べられるって錯覚するし、侵入してきた舌に思考も奪われてしまう。
手にしていた制服は床に落ちるも拾う事は叶わない。
｢…と、びお…｣
｢…ッ、俺以外の奴と親しくすんなよ｣
広げられた首元に唇が触れ、自分の口から出した事の無いような声が溢れる。
その声を聞いてか顔を上げた飛雄に見られ、恥ずかしくて目を伏せた。
｢お前いつもいい匂いする。
一緒にいると腹減ってくる。｣
｢…ｯ!?｣
くすぐったかった首元に少しの痛みを感じ、飛雄を押すも力では敵うはずが無い。
伸びて来た手にぎゅっと目を閉じるも、それは頬を優しく撫でていくから再度目を開く。
おでことおでこがくっつけられる。
｢…悪かった…
これからはちゃんと話聞く。
Aは俺の事だけ見てろよ…｣
体の奥がキュンキュンする…
サラサラの髪を撫でてあげると｢んぬぅ｣なんて唸り声を出している。
いつも自信満々で強気なのに、少し不安だったのかな…
｢最初から飛雄しか見てない。
全部あげるから、飛雄こそ…遠くに行き過ぎないでよね。｣
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lll - なんでセリフの、『うちのマネージャー』とかってセリフの『うち』を『家』にするんですか。 (2020年1月13日 0時) (
レス) id: a71a6c5cea (このIDを非表示/違反報告)
モカ(プロフ) - ふぃるさん» こんにちは。コメントありがとうございます！更新遅くてごめんなさい!!頑張るのでこれからもよろしくお願いします！ (2019年11月22日 7時) (レス) id: d3f4b94a5b (このIDを非表示/違反報告)
ふぃる(プロフ) - とても面白いです！更新大変だと思いますが頑張ってください！楽しみに待ってます！ (2019年11月21日 18時) (レス) id: 18bc544e11 (このIDを非表示/違反報告)
モカ(プロフ) - LaLaさん» 初めまして!コメありがとうございます。ハイキュー初で更新緊張してますが頑張ります！ (2019年10月18日 21時) (レス) id: d3f4b94a5b (このIDを非表示/違反報告)
LaLa(プロフ) - めっちゃめちゃこの話いいです！更新頑張ってください！ (2019年10月18日 7時) (レス) id: 753ee3afdd (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：モカ
| 作成日時：2019年10月17日 0時
