71*順位 ページ22
Aside
自宅にて溜まっていた連休中の宿題を終わらせ、マネージャーの仕事でもある部の日誌と合宿の報告書に追われていた。
昨日のうちにどれかを済ませておけば良いものを疲れて寝てしまったと言う…
もうすぐ7時半だけど飛雄からの連絡はない。
ぐーっと体を伸ばし、来る前に終わらせてしまおうとシャーペンを走らせた。
震えた携帯に手を伸ばせば、登録したばかりの｢黒尾鉄朗｣の表示。
東京に着いた旨、これからよろしくなんても書かれていて、正直困った
胡散臭いけど、きっと悪い人ではない。寧ろ面倒見のいい風に感じたくらい。
ほぼほぼ会う事もないだろうし、モテそうだし特に気にする必要はない、よね。
｢2番目で良い、か…｣
｢2番より1番がいいに決まってんだろ。｣
心臓がヒュンってなった。なってる、現在進行形で！
振り返れば何食わぬ顔で寛ぐ飛雄の姿。
いつ来たのか、声掛けてくれればなんて思うも本人は全く気にしてはない様子に肩の力が抜けた。
｢合宿お疲れさま。
飛雄頑張ってたらしいから抱きしめてあげます。｣
寛ぐ飛雄に両手を広げて接近し、倒れ込むように抱きついた。
抱きしめてあげるなんて言いつつも私がただ触れたかっただけ。
飛雄の腕も胸も、匂いだって何だか久しぶりで安心する。
｢A…充電させろ。｣
｢…！｣
少しの笑みと強い力で閉じ込められるし、強引な物言いすら飛雄らしい。
でも頬と頬をくっつけられるのは可愛くてキュンとするかも。
｢写真より本物の方がいい。｣
上に乗っていたはずが、少し持ち上げられて反転し、見上げる形になってしまう。
見つめ合うのは一瞬でさっきの可愛さはどこに行ったのか、食べられる！って錯覚するように唇を重ねられていく。
いつもと違くて、息も持っていかれそうで
ギュって服を掴むのがいっぱいいっぱい。
甘噛みされた唇も、頬に添えられた手は優しい。
｢…ッ、すまん｣
離れた事で苦しかった呼吸はゆっくりと整う。
何故か目尻を触られると自分が泣いていた事に気付き、バツの悪そうな顔した飛雄がいる。
｢がっつき過ぎた。｣
｢違う…ビックリしたけどイヤとかじゃなくて生理的な涙、だと思う。｣
｢？｣
｢飛雄のこと好き過ぎて涙出たんだと思う。１番好き。｣
飛雄が男の子みたいな顔した事に胸が高鳴って、体の奥も熱い。
至近距離で見つめられるからそっと頭をなでてみた。
｢俺の方が1番好きだ、ぼげぇ。｣
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lll - なんでセリフの、『うちのマネージャー』とかってセリフの『うち』を『家』にするんですか。 (2020年1月13日 0時) (
レス) id: a71a6c5cea (このIDを非表示/違反報告)
モカ(プロフ) - ふぃるさん» こんにちは。コメントありがとうございます！更新遅くてごめんなさい!!頑張るのでこれからもよろしくお願いします！ (2019年11月22日 7時) (レス) id: d3f4b94a5b (このIDを非表示/違反報告)
ふぃる(プロフ) - とても面白いです！更新大変だと思いますが頑張ってください！楽しみに待ってます！ (2019年11月21日 18時) (レス) id: 18bc544e11 (このIDを非表示/違反報告)
モカ(プロフ) - LaLaさん» 初めまして!コメありがとうございます。ハイキュー初で更新緊張してますが頑張ります！ (2019年10月18日 21時) (レス) id: d3f4b94a5b (このIDを非表示/違反報告)
LaLa(プロフ) - めっちゃめちゃこの話いいです！更新頑張ってください！ (2019年10月18日 7時) (レス) id: 753ee3afdd (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：モカ
| 作成日時：2019年10月17日 0時
