04*分かれ道 ページ5
こざっぱりした広い部屋で、汗をかいたからと飛雄は着替え始めている。
今更半裸を見て驚くことは無いけれど。
｢新しい制服。可愛い？｣
｢…お前、太ったか？｣
｢…
制服が白いせい。膨張色。｣
別に太ってないし。体重増えてない。強いて言うなら…
軽く睨むも気にせず人をまじまじと見てくる。
｢胸でかくなったんだな。｣
わかった！みたいに閃いた顔をされるけど。
溜め息を吐きつつ、学校に通う前に汚したくないからとブレザーを脱ぎ、近くにあった飛雄のパーカーを羽織りベッドに腰を下ろした。
｢元気ないよな？
腹痛いのか？｣
｢痛くないし。
なんでいつもお腹のこと聞くのさ！｣
「？
何かあるなら話してみろよ」
着替え終えた飛雄も隣に座るからちょっとくっついてみた。
…寂しいって思うのが、自分だけなんだろうなって思うとまた寂しくなる。
自分で思っている以上に飛雄が好きで
付き合って1年は経つけど未だに[手を繋ぐ]から進展はしないから少し不満もあるけど
「飛雄と離れるのは寂しい」
｢それは…高校は違うけど、こうやっていつでも会えるだろ。｣
｢…そ、だね。｣
いつも自信のある飛雄だから考え方が違うことは理解していて、それでも
伝わらない事にも胸が痛む…勝手に感傷的になってる自覚はあるしこのまま一緒にいても余計な事言いそうだな…
｢…もう帰る。｣
立とうとするも掴まれた腕がそれを許してはくれない。
見つめる顔が真顔で威圧しか与えてくれなくて怖い。
｢…俺だってお前が隣にいねーのはなんか違和感あるっつーか、変な感じだ。｣
腕は離され、それさえも寂しいと感じる。
もう少しだけ触ってくれてもいいのに、と。
｢私ね、飛雄が思ってる以上にあんたの事好きなの。
飛雄は？小さい頃からずっと一緒だからそれの延長線上？｣
｢なっ…延長線上の奴と手繋いで学校になんて行かねぇよ。｣
いつも言葉が足りないから、こういう事を言われると不意打ちで死にそうになる。
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猫 - 影山甘い感じで可愛い！ (2022年3月29日 20時) (
レス) @page3 id: 79f191be12 (このIDを非表示/違反報告)
牛乳パン - 飛雄ちゃん可愛いです。及川さん・・・ちょっと悲しいポジションですね。 (2020年3月26日 15時) (レス) id: a04b03fa67 (このIDを非表示/違反報告)
モカ(プロフ) - (名前)さん» 初めまして！コメントもらえて凄く嬉しいです♪甘々の影山君をもっと書けるように頑張ります！ (2019年10月2日 14時) (レス) id: d3f4b94a5b (このIDを非表示/違反報告)
(名前)(プロフ) - はじめまして！甘々の影山最高です。更新待ってます！ (2019年10月2日 12時) (レス) id: 993ddb6aa8 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：モカ
| 作成日時：2019年9月27日 19時
