30* 春服思案 ページ31
Aside
高校生になって良かった点は毎日仙台に居ること。
学校の帰りに駅前で服とか雑貨とか買い物が出来る事。
今日は友達と春服を買いに来ています。
｢Aは私服どんな感じ？｣
｢シンプルなの好き。
足は大体出してるかな〜｣
｢足長いからドンドン出してほしい。｣
ワンピースとニットを物色したり、パーカーも欲しいなぁ。物欲がひどい。
｢ってか…私服ってあんまり着てない気がする…
飛雄と会うときもジャージか部屋着だ…｣
｢彼氏と家隣なんだっけ。
中学の時って大体そんな感じじゃない？制服とジャージ着てる時間のほうが長かった。｣
中学の時もだしこれは今も変わらないんじゃないか…
週末泊まるって言ってもその前にバレーするから動きやすいジャージで、そのまま帰ってお風呂入ってから今度は部屋着だ…
あれ？これって色気もクソもない？？
友達を見れば何とも言えない顔をしている…
｢色気無さ過ぎて、他の女の子に目が行っちゃう…？｣
｢いやいや！大丈夫！
見た目は大人っぽいし、学校でもよく男の子に見られてるよ？｣
友達の全開フォロー痛みいる。
改めてどこかにデートしよう！なんて今まで無かったからおしゃれ着で会うこともあまりない。
デートと言うよりも休日暇ならそこら辺でパス練したり、家では勉強したり筋トレ手伝ったり…
あっちは女の子の服とかに無頓着だろうし、
いや…この前スカート短いって言われたな。
ショートパンツとか制服くらいのスカート履いてたことあるけど、初めて言われた…
飛雄には失礼かもだけどバレーバカがそう言う欲を見せるのはきっとまだまだ先だと考えている。
触ってほしくないとかそう言う訳じゃないんだけど…
｢…い、色気とは？！｣
｢わわ、すごい質問きた！｣
結果。
私には胸がある。
少し胸元の開いたものを買うことに。
あとはざっくりしたカーディガンも好み過ぎて購入。
駅ビルを出ると空は厚い雲に覆われている。
天気予報見てないから傘もない…
…家出るときお母さんが「折り畳み傘」って言ってくれていたね…ごめん、お母さん。
友達とは家が逆方向だから駅で別れ、自分が乗る在来線のホームへと足を進めた。
電車を待っている間にポタポタと雨が降り出していた。
｢だ〜れだっ！｣
突然塞がれた視界に驚くもスンと冷静になった。
当の本人はとても楽しそうです。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 797人がお気に入り
お気に入り作者に追加
「ハイキュー」関連の作品
この作品を含むプレイリスト ( リスト作成 )
この作品を含むプレイリスト 
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
猫 - 影山甘い感じで可愛い！ (2022年3月29日 20時) (
レス) @page3 id: 79f191be12 (このIDを非表示/違反報告)
牛乳パン - 飛雄ちゃん可愛いです。及川さん・・・ちょっと悲しいポジションですね。 (2020年3月26日 15時) (レス) id: a04b03fa67 (このIDを非表示/違反報告)
モカ(プロフ) - (名前)さん» 初めまして！コメントもらえて凄く嬉しいです♪甘々の影山君をもっと書けるように頑張ります！ (2019年10月2日 14時) (レス) id: d3f4b94a5b (このIDを非表示/違反報告)
(名前)(プロフ) - はじめまして！甘々の影山最高です。更新待ってます！ (2019年10月2日 12時) (レス) id: 993ddb6aa8 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：モカ
| 作成日時：2019年9月27日 19時
